20エクスセンスBBの技術特性
目玉はⅩプロテクトですね。
上位機種顔負けの耐久性の為の技術特性が盛り込まれています。このクラスで搭載してくるとは思いませんでした・・・。
特にラインローラー部は不具合が多く、10ステラの世代から進化できていないので、18ステラと同等の設計のラインローラーの耐久性は期待できます。
展開図が無いのでわかりませんが、18ステラは一体型のラインローラーなので恐らく19ストラディックと同等のラインローラーパーツで構成されていると思います。
17アルテグラと同様の技術特性は以下です。
Gフリーボディー

摺動機能部品をリールフット側に配置することで、重心が手元に来るようにした構造。
ロッドの一体感が向上することで、キャスティング時の操作性や疲労度を軽減するように設計されています。
ハガネギア

冷間鍛造ギア。
15ストラディック以降同等のものを搭載しているようです。
ワンピースベール

一体成型の極細形状ベール。
段差のない構造でラインが引っ掛からない、トラブルレス。
ネジ込みハンドル

ネジ込み式のハンドル。あそびが無くガタツキが少ない。
スムースな巻き上げが可能に。
以下、20エクスセンスBBに搭載された上位機種向けの技術特性です。
Xプロテクト(スピニング)

【中小型の汎用リール】
より軽い回転が求められる中小型汎用スピニングには、回転軽さを損なわないよう非接触式構造にこだわりました。従来の撥水処理に加え、水の侵入を抑えるラビリンス構造を複合することで、非接触でありながら高い防水性能を実現しました。ストッパーベアリング部、ラインローラー部に採用されています。シマノHPより
ラピッドファイアドラグ

ドラグノブの回転数に対するドラグ力の変化が大きく、ストラクチャー周りで魚を止めたいとき、足元で急に突っ込まれた時など、瞬時にドラグ調整をしたいシチュエーションで非常に有効な機能です。
シマノHPより
20エクスセンスBBのラインナップ
従来はC3000M(245g)、C3000HGM(245g)、4000HGM(290g)の3機種でしたが、20エクスセンスBBからは4000番ボディーがメインで構成されています。
なお、巻き上げ量はHGスペックが基本となり、ノーマルギアはラインナップから外れています。
C3000MHG(240g)
唯一の2500番ボディーです。

いわゆるフィネスゲームとしての番手。
ただし、先ほど紹介した通り、コアソリッドシリーズとなるとローターの重さが、止めて動かすというアクションを苦手とします。
完全に個人的な意見ですが、対抗馬はセフィアSSです。価格帯としては19セフィアSSの方が高額ですが、マグナムライトローターはのアドバンテージは大きいです。
Xプロテクトによって強度と耐久性がアップしている為、その点は20エクスセンスの方が上です。
3000MHG(250g)
前回にはなかったラインナップ。
恐らく、20エクスセンスBBのコアソリッドモデルとして最も優位性の高いモデル。

個人的にもこの番手は好きですね。ゴリゴリ巻きの攻めも出来るし、ライトタックルと合わせて静にアクションを楽しむことも出来ます。

4000MHG(280g)
遠投するならこのモデル。
大河川などのリバーシーバス狙い、大場所でランカーシーバス狙いに最適。

コアソリッドを体感したいならこの4000番クラスがオススメかもしれません。

4000MXG(280g)
サーフ・ショアジギングも視野に入れる場合は4000XGが最適。

高い巻き上げ量で、磯でのヒラスズキも十分に活躍できるモデルですね。

まとめ
まだ触っていないのでその良し悪しは分かりませんが、シーバスフィッシングでの耐久性を求めるとするならば、非常に魅力的なスペックを備えてきました。
20エクスセンスはBBシリーズの中でもコアソリッドシリーズとしての良さが最も出ているモデルですね。
ただし、前モデルと比較して、5g~10g程自重は軽くなっていますが、コアソリッドシリーズとしてリリースとなったため、以前のクイックレスポンス特有の軽快な巻き心地は体感し辛くなっている可能性があると思われます。
改めてとなりますが、触ってみた印象について別途ご紹介したいと思います。
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