ローラークラッチ組をばらしてしまったそうで、ローラークラッチの組み上げの依頼です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6086.jpg)
19ストラディック4000XGです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6088.jpg)
元々はメインシャフトの異音とハンドルのカタツキが気になった為分解してシム調整された際、ローラークラッチがバラバラになってしまったとのこと。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6089.jpg)
分解の際、No16 ラチェットバネが変形し、ご自身で作成されており、問題なく駆動していました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6090.jpg)
組み上げるローラークラッチです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6091.jpg)
一部のバネにゆがみがありましたが、元に合った位置にバネと玉を合わせて。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6092.jpg)
無事組みあがりました。
ローラークラッチがバラバラになる原因ですが、抑え板がカマして止まっているだけなので、少し触るとすぐに外れることですね。
解決策は、上部の写真のように分解した際にローラークラッチの上部が下になるように置くこと。常にこの状態で作業しないと危険です。
組み上げた際はローラークラッチインナーで玉を押さえているので、それぞれのパーツが安定しますが、ネジを外してローラークラッチを取り外す際、抑え板が緩んでいるとバラバラと外れてしまうということです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6093.jpg)
その為、ローラークラッチを取り外す際は、ローラークラッチを手で押さえながらリール本体を逆さまにしてローラークラッチをゆっくり下に引き抜くとバラバラにならずに済みます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6095.jpg)
調整内容は、メインシャフトと、本体左右のベアリングにIOS-01を添付して終了です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6094.jpg)
ベアリングオイルチューンに!
余談ですが、1000番のストラディックを所有していますが、番手が大きい方がローターの回転はいい印象ですね。
ご依頼有難うございました。
コメント
今回はローラークラッチ部の修理を依頼させていただきましたが迅速かつ丁寧な対応・説明でとても感謝しています。次回以降も是非お願いしたいと思います!
ありがとうございました!
ご依頼人様
この度は有難うございました。
このローラークラッチ、進化してものはいいと思うんですが、すぐにバラバラになってしまうんですよね。
また不具合等ありましたら、お問い合わせ頂けばと幸いです。