05カルカッタコンクエスト1000Fの修理依頼です。

メーカーに修理依頼出したそうですが、ローラークラッチが取り出せないということで、返却されたということです。
ローラークラッチはあるが、取り出せない際に本体A組がないということで修理不能とのことです。
目次
修理
ローラークラッチがダメになっているのは想像できますが、その他にも不具合がありました。
まずはボディを開けます。

グリスが固まっています。

ローラークラッチはすぐに取れました。
なぜ???

手で取れました。固着はありません。ローラークラッチインナーがさびて固着していました。
では順番にばらします。
スプール受けのベアリングが固着、ここもひどいです。

ハンドル軸も固着。

ハンドル軸からドライブギアが外れず苦戦しましたが、何とか外せました。

ワッシャーが固着。

洗浄します。

汚れを除去です。

ALL交換です。

ローラークラッチは純正のストックがございました。

組みます。

ドライブギアはBOREDのSIGMAで仕上げます。

ギア自体の摩耗はありますが、そこまで使用感がある訳ではないですね。
SIGMAをアップグレードさせた最も高粘度で強粘着なグリス。オリジナル耐水防錆添加剤の配合により海水使用に完全対応。 他のMETHODウレア系グリスとの混合で耐久性や静寂性を付加。

作業完了しました。
ギアノイズやザラツキもあまり感じません。かなり良くなったと思います。
ありがとうございました。
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