98ステラ 10000PGの修理・OH依頼です。
ローラークラッチの錆で回り渋くなっているそうです。
確かに回りません。
オーバーホール
ローターナットに錆が出ています。
ばらします。
ラインローラーは2BB交換します。
ハンドル、スプール、ローターは完了です。
ここまでの汚れ。
続いてボディ、ローラークラッチです。
錆ていますね。
錆を抜きます。
ルーターとヤスリでバリと錆を削り、仕上げに磨きます。
綺麗になりました。
玉が少しキズがあるので、少しノイズが残ります。
ボディ内部です。
相当汚れています。
グリス汚れが大量です。
バラシて洗浄します。
ベアリングは6点交換で組みましたが、5点交換となりました。
メインシャフトも研磨します。
ザラツキがだいぶ取れました。
BOREDのSIGMAでグリスアップします。
DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加
クロスギアはTHETAで仕上げます。
ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
グリスアップ完了です。
このパッキンですが、ほとんどの個体で変形してしまい機能をなくしてしまっています。
意味をなさなくなっている箇所をカットします。
座金を研磨してセットします。
ローラークラッチを組みます。
クラッチノイズが残りますが、スムーズに回転するようになりました。
ありがとうございました!
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