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修理依頼 20ヴァンフォード C2500SHG ローラークラッチの修復

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20ヴァンフォードの修理依頼をいただきました。

2020年10月製造と生まれたての機種です。違和感がありご自身でばらしたそうですが、誤ってローラークラッチがバラバラになってしまったとのこと。

ローラークラッチの修復とラインローラー、内部チューニングを実施します。

ローラークラッチの修復

まず、組んでみます。

順番に組み上げるだけですが、逆回転します・・・。

原因ですが、バネのテンションが掛かっていない箇所があるんです。

バネと玉が接触していないところがクラッチが効かない原因になるので、バネをまげて修復します。

3点かなり大きく調整しました。

写真だとわからないですが、テンションが掛かるようになりました。

オーバーホール

では順番に調整していきます。

ハンドルノブですが、シムの厚さを変更。

シムは外側のベアリングの内側にいれます。

スプール、ドラグノブは問題なし。

続いてDLCラインローラーの2BB仕様に。

元のラインローラーとパーツはそのまま取り出します。

中央のアーム固定軸とワッシャーを使用します。

組み上げて完成です。

ボディ内部ですが、ネジ4点とも長さがすべて違うので注意が必要です。

ギアグリスは多めでした。

あとメインシャフトにグリスがたっぷり付着しているので、、、巻き重りにつながりますね。

全バラシして洗浄。

ベアリングはハーフオープン化します。

なお、ウォームシャフト上下はBB化します。

中間ギア軸にバリがありました。

ハンドルーターで研磨してバリを取ります。

一度組み上げてみて。

ベアリングはオイルチューンでいったん組みます。

ノイズが消えないんですよね。

ギアグリスを調整。

縦のガタの調整してみますが。

ドライブギアのシムの厚みを薄くしてみて、テンションが掛からないようにしてみると良化しますが。。

何度組んでも解消しないです。

緩めに組むと回転は良くなりますが、ザラツキがかなりあります。

シムを入れてジャストで調整すると強く出るのですが、ベアリングは問題なさそうなので。

中間ギアも厚みを再調整します。

ここも軸にバリがあったので、再度薄めにしてクリアランスを作りますがダメですね。原因が違います。確かにテンションを緩めると回転はスムーズになりますが、悪いところはここではない。。。。

ザラツキの原因

手持ちのほぼ新品のヴァンフォードから以下を拝借。

2時間、2回程度しか使用していない、魚もまともにかけていないので新品と変わらないものです。

とりあえずローラークラッチをテストしましたが、変わりなしですね。

続いてギアを2点入れ替えてみると・・・。

ばっちり滑らかに!!

初期状態からすぐにギアガミしていたんでしょうね。もしくは初期不良かもしれません。

再度シム調整してクリアランス調整。

ベアリングはドライブギア左右はグリスで仕上げました。

ギアグリスはIOSのもの。オイルは基本的にIOS-01PROで仕上げています。

ローターのスレが少し残っていますが、新品と変わらないか、グリスをオフしたのでより軽くなったと思います。

マグナムライトローターと軽量ボディにより、巻き出しの軽さと優れた操作性を実現。

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