【インプレ】22シルバーウルフ SWTW 1000XG PEスぺシャルの純正ケミカルによるオーバーホールの手順をご紹介(その3)

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前回から少し期間が開いてしまいましたが、くみ上げ&グリスアップ作業をご紹介いたします。

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目次

リチウムグリス

まずはリチウムグリスですが、メンテナンスグリス104の成分がリチウムグリスです。使用箇所はローラークラッチ、ベアリング内部、クロスギア等かなり多岐に使用できるグリスです。

耐久性に優れたリール可動部専用グリス。SLP WORKS技術スタッフ陣が実際に使用しているグリス。

同じ成分のグリスとして、リールガードグリスもリチウムグリスです。

容器に吹き付けて数日間放置します。

そしてグリスをかき混ぜると使いやすい硬さのグリスになります。スプレーの段階だとシャバシャバなので、少し使いづらいです。

レベルワインドにベアリング追加

なお、全バラシによるOHにて、ウォームシャフト左右のブッシュをベアリングに置換することも可能です。

防錆性を考えるとブッシュのままの方が良いかもしれませんが、リールの回転性能はベアリングに交換することで少しUPします。体感でわかるかどうかは。。。。

ここにもリチウムグリスです。

レベルワインドはばらした順と逆に組んでいきましょう。この時点では特に組み上げるポイントは無いと思います。

ボディガード・クラッチパーツの取り付け

レベルワインドを組み込んだら、ボディガードを取り付けます。

両面テープを張り付けてから、ネジで固定します。

そして、大変なのがクラッチの取り付け。スプリングは垂直に立っている方をボディ側に、少し開いている方をキックレバーに取り付けて。

この時点で、内部フレーム内側にグリスを添付しています。添付するグリスはシマノのDG01がお勧めです。

クラッチカムにクラッチカムプレートBを取り付けた状態で(写真ではクラッチカムプレートBは取り付けた状態ではないので注意してください。)、レベルワインドのウォームシールドというパーツのくぼみとクラッチカムBを合わせて押し込みます。

クラッチカムを抑えながらクラッチカムプレートCと乗せて、ネジで止めます。

クラッチカムBのネジを止めますが、ワッシャを挟み込むのを忘れずに。

これでクラッチとレベルワインドの組み込み完了です。

ここまで来ればあとはシンプルですね。

ギア周りのグリスアップと組み上げ

ギアシャフトにベアリングを取り付けます。

ベアリングの受け部にリチウムグリス

ねじ止めします。

ドラグワッシャーですが、ダイワさんはグリスのみで販売してくれないので、ここでもシマノのDG04を流用します。

バネとピンの取り付けを忘れずに。

ドライブギアはメンテナンスグリス300を使用します。

つけすぎるとギア鳴りや巻き重りが出やすいので注意が必要です。

しっかりとなじませます。

SLPのアフターサービスで使用しているDAIWA純正ベイトリールドライブギア専用グリス。消音性・耐水性に優れ、最適な粘度でベイトリールのギアに潤滑性を与えるグリスです。DAIWAベイトリール全般のドライブギア潤滑剤としてご使用ください。

マグオイルを充填

マグシールドベアリングにマグオイルを充填します。

カラーが奥に入ります。

順にベアリングが入り、ワッシャーで固定の順なのでカラーと取り付ける際にオイルを添付してからサイドカバーに押し込んで。

ワッシャー、ピンを取り付けてマグオイルを充填します。

マグオイルは待ち針なんかで添付するとうまくいきます。

最終仕上げ

あとはメカニカルブレーキ(ゼロアジャスター)とピニオンシャフトを取り付けて完了です。ゼロアジャスターはメンテナンスグリス104を添付して、シャフトにはオイルを添付します。

作業完了しました。

純正ケミカル中心で仕上げました。

一部ベアリング追加していますが、基本的にはそれほど変わらないので自己満足によるところが大きいですね。

純正ケミカルでもある程度OHできることがわかると思います。あとはシマノさんのケミカルも併用することで、かなり幅広いメンテナンスが可能となりますね。

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