19ステラSW 8000HGのオーバーホール依頼です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1424.jpg)
少しチャカ付きが出ています。ヌルヌルな巻き心地を希望です。
オーバーホール
上部を分解。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1425.jpg)
使用感が出ているので、汚れは結構ありました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1426.jpg)
ハンドルノブ、ローターナットベアリングを1点ずつ交換します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1428.jpg)
ドラグはDG12を使用します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1429.jpg)
シマノ純正グリスです。SWスピニングリールのドラグワッシャーに使用します。
ラインローラーはフッ素グリスが少し抜けていたので、BOREDのBSLUをベースにNEMEAで粘度を落として仕上げました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1430.jpg)
BORED METHOD DIVISIONオイル製品中でフラッグシップとなる高粘度マルチパーパスオイルをコンセプトとするBSLUオイル。
METHODオイル製品中で圧倒的なベストセラーを誇る全方向対応のマルチパーパスな用途ながら、特に油膜性、防錆性、減摩性に優れた効果を発揮する、フィッシングリールからサイクルパーツまで幅広く対応したオーバースペックな「耐久性」を重視したオイルとなります。
スプール、ハンドル、ラインローラーがリフレッシュしました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1432.jpg)
ボディ内部です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1433.jpg)
ドライブギアのグリスが少なく、ピニオンギアは少しグリスが寄ってしまっています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1434.jpg)
クロスギアのグリスが抜けてチャカ付きが出ているようです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1435.jpg)
ハンドル側のベアリングシールに汚れが付着しています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1436.jpg)
洗浄しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1438.jpg)
洗浄液の汚れです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1437.jpg)
ケミカルバランスの崩れがあるので、違和感が出ているようで、ギアは問題ないと思います。若干シムがきついようなフィーリングですが、実際この番手だと、シムはきつめの方がリーリングが安定すると思います。
ピニオンギア下のベアリングを交換し、
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1439.jpg)
ドライブギアはBOREDのSIGMAで仕上げます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1440.jpg)
DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加
ドライブギア左右のベアリングはBSLUですね。わずかにNEMEAを使用し、ピニオンギア上部はNEMEAベースで仕上げました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1441.jpg)
内部の中間ギアとウォームシャフト周りはBOREDのTHETAとOMEGAで仕上げます。粘性が強いグリスだと中間ギアのノイズが出ますが、全体のバランスから許容すべきポイントかと。
仮にこのノイズをなくす方法としてシマノ純正のDG13をメインに仕上げるとノイズが減りますが、スプールのチャカ付きが出てしまうケースが多いです。
組みます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1442.jpg)
ヌル感が強めに仕上がりました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1443.jpg)
ありがとうございました。
●ショア、オフショア問わず、ジギング、キャスティングになんでも使えるスタンダードモデル。
コメント