19セルテートLT2500Sに引き続き21セルテートSW6000-Hのオーバーホールです。
シュルシュルと異音があります。
オーバーホール
ばらしていきます。
ラインローラーは問題なさそうです。
ローターナットは14mmです。
まずマグシールドの分解ですが、特殊工具が必要です。
自作工具の登場です。
ロングノーズのラジオペンチを先曲げ加工しています。この工具はローラークラッチを外すときにも使用します。
洗浄していきます。
ハンドル、スプール、ローターも大きな不具合もなく、洗浄のみで問題はなさそうです。
マグオイルを添付。
こちら側から蓋をします。
ここまでは問題なし。
自作の特殊工具です。
アルミのパイプを削って作成しました。
グリスは残っています。
オシレーティングギアのグリスが少ないですね。
まあまあ汚れもあります。
洗浄します。
洗浄液です。
マグオイルの色なので、汚れ具合はわかりにくいです。
ドライブギアはSIGMAで仕上げます。
しっかりとしたグリスだとダレが起きづらく、安定したリーリングになります。
組みます。
最近作業をした2つ前の19セルテートもベールキックカラーが破損していましたが、こちらも破損しておりオートリターンが効かない状態です。
シャリシャリ感があります。グリスを少し落とします。
DELTAを追加します。
またオシレート周りもグリスを追加してやります。
ピニオンギア下のベライングを交換します。
もう一息ですね。
ハンドル側のベアリングを交換します。
シム調整です。
0.45mmですが、0.05mmのシムを抜いて、0.03mm分シムをいれます。
ベアリングを左右とも交換してテスト。ベアリングのフィーリングは変わらないですね。
シムを0.03mmを0.02mmに変更します。
巻き感がスムーズになりました。
0.03mm分シムを抜いた状態です。
ベールキックカラーが届き次第仕上げます。
仕上げ
ベールキックカラーが届きましたが、このリールはオートリターン非対応なんですね・・・。
破損ではなく、このような仕様でした。
仕上げにマグオイルを充填します。
作業完了しました。
ありがとうございました。
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