16メタニウムMGLのカスタム依頼です。
先日19ヴァンキッシュの釣果報告を頂いた方からのご依頼となります。
マグネットブレーキ化とドラグサウンドチューンを行います。
マグネットブレーキ化
まずブレーキシステムを変更するために、以下パーツを取り付けます。
アベイルの適合スプールを選択。
MT1620RIと MT1636RIが対象です。
深溝のMT1670Rは、SVSユニット移植の遠心ブレーキのみなので注意が必要ですね。
純正スプールは使えない状態になります。
ブレーキパイプを外して。
溝を合わせて。
取り付けます。
完了です。
OH&ドラグサウンドチューン
続いてドラグサウンドチューンを行います。
すでにカスタムパーツで装飾が多数されています。
統一感があります。
外観はきれいなのでわかりませんでしたが、そこそこ使用感が御座います。
洗浄を終えました。
グリスが若干劣化してました。
ベアリングノイズがあるので、ボディ内部4点を交換します。
クラッチレバーのパーツに剥がれがありました。
肉ヤセしにくい接着剤で固定します。
パーツを移植します。
17メタニウムDCのパーツから取ります。
穴をあけて。
組みます。
ドライブギアにはBOREDのALPHAを添付。
写真を見ると分かりますが、組んだ後にピンが抜けてしまいました。穴の位置と言うより、ドラグをゆるゆるにし過ぎてハンドルを回した際に取れてしまったようです。
滑り止めにグリスを添付し、何度かドラグ調整してチェックし取れないことを確認しました。
このピンは純正でも稀に取れることがあります。
穴の位置を内側にすると音が小さくなるので、現状で不具合が出ないと思いますが、仮に不具合が出た際は穴の位置を再調整致します。このまま使用してバネのテンションがわずかにゆるむこととラチェットとピンが馴染むと問題ないと思います。
洗浄の際に銘版のカバーが取れてしまったので、両面テープで固定しています。
最後にハンドルノブの調整です。
一か所0.05mmのシムを追加しました。
作業完了しました。
なお、交換したベアリングはグリスインのまま。スプールベアリングとハンドルノブのケミカルはグリッチオイルのロサを添付しています。
粘度調整にパッシブを使用。
交換したパーツです。
スプールベアリングは洗浄して、こちらもパッシブを添付しておきました。
ありがとうございました。
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