18ステラC5000HGのハイスペックチューンのご依頼です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3703.jpg)
未使用品の中古を購入されて使用2回の個体です。キュルキュルノイズが気になるとのことですが、ギアノイズもあります。
不具合がどこから出ているか確認していきます。
ハイスペックチューン
IOSケミカルをメインに、BOREDケミカルを要所で使用していきます。
まずローターナットですが、若干さびがでています。回転の不具合はありません。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3704.jpg)
汚れと取ります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3710.jpg)
ローターは状態もよさそうなので、作業はしないでおきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3706.jpg)
ラインローラーは交換済みだそうで、チェックしましたが問題ないですね。
スプールも特に作業は不要です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3707.jpg)
ハンドルノブですが、シムを追加。0.05mm分入れました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3711.jpg)
ケミカルはBOREDのBSLUとNEMEAで仕上げています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3712.jpg)
ローラークラッチを分解。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3705.jpg)
ボディ内部。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3713.jpg)
ピニオンギアのグリスが寄っています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3714.jpg)
ベアリングのグリスも浮いていますね。オイル注油によるものでしょうか。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3715.jpg)
洗浄します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3716.jpg)
不具合箇所ですが、ウォームシャフト上部のベアリング、ドライブギア左右のベアリングにノイズが強く出ていました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3718.jpg)
純正ベアリング指定でして、520ZZと1370ZZが手元にないので手配中です。
いったん組んでおきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3719.jpg)
ドライブギアをIOSギアグリス、
中間ギアをスミスリールグリスで仕上げます。
ウォームシャフトはBOREDのOMEGAで仕上げます。混ざらないように注意して添付しています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3720.jpg)
中間ギア軸、メインシャフトはIOS-01ですね。
ドライブギアのシムを0.03mm分抜いています。若干緩いのでベアリングが届き次第再調整します。巻き感は軽くなりました。
純正ベアリング交換、シム調整(9/22追記)
ベアリングが届いたので交換実施です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3782.jpg)
ウォームシャフト上部を交換。
ドライブギア左右、ボディフタ側のベアリングを交換します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3783.jpg)
こちらのシム、0.03mm分減らしていますので、0.01mmのシムを入れて組み上げです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_3784.jpg)
ベアリングのざらつきは消失しました。結局ギアのざらつきが残りますね。特にギアを押し付けるように巻く(右ハンドルだと引っ張りながら)とギアのざら感を感じます。
クリアランスをわずかに大きめにとったので、平行で巻く分にはあまりざらつき等は感じづらくなっていると思いますが、ベアリング不良がボディバランスによるものでしたら、再度ベアリング不具合が発生する可能性がございます。
シムの過多によるものでしたら、ある程度この状態を維持して、巻きフィールは良化していくと思います。
あくまで経年変化の推測によるものですので、ご参考としてください。
ありがとうございました。
コメント