05イグジスト 2508Rのオーバーホール依頼です。

ちょっとギアゴリ感がありますが、比較的なめらかな個体ですね。
目次
オーバーホール
分解していきます。

ローターナットベアリングに錆です。ベアリングの内部に錆は浸食していないようですが、ざらざらになっています。

ハンドルノブ、ラインローラーのベアリングにもざらつきがあります。

ローターナットベアリングは高耐食で、その他は汎用ベアリングに交換します。

BOREDのBSLRとHYDRAを混合して仕上げます。
BORED METHOD史上最高スペックなオイルとして、使い易い中粘度へ変化させたマルチパーパスとして、用途を選ばず使用可能な性能は全体の約半分を食品機械基準をクリアしたポリアルファオレフィン合成油とし、
残りの約半分は複数の特殊添加剤を高配合した最高性能のオイルとなります。
なおベール下がり対策で、プラ板でカサ増ししています。

下がりが解消しました。

ここまではベアリング交換のみですね。

ボディ内部を開ける前に破損個所がございました。

ボディガードのパーツが破損していますね。
ボディ内部。

グリスが変色しています。

結構グリスが固くなっています。グリスが抜けているわけではないのですが、グリスの粘性がなくなっているので、ゴロゴロというフィールが強く出ています。

洗浄します。

洗浄液の汚れです。

ドライブギア左右のベアリングにざらつきがあるので、汎用ベアリングに交換します。

ピニオンギア上下はそのまま行けそうです。
なお、ボディガードのパーツを修復しましたが、

縦にも割れていますね。

これで取り付けます。
ギア周りをグリスアップします。

ワンウェイクラッチとボディベアリングのシーリングを目的として、
BOREDのNEMEAと

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。
既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。
CHIMERAを使用します。
CHIMERAはミルスペック(アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格)を上回る長寿命低揮発の油膜を維持、ヌル付きやベト付きなどの粘弾性を極力排除しサッパリとした質感のオイルとなっています。
組みます。

作業完了しました。

そこそこ滑らかに軽く仕上がりました。
ギアノイズを完全になくせなかったのですが、全体的にリフレッシュしたと思います。
ありがとうございました。
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