カーディフベイトに引き続き、10ステラ 4000XGのオーバーホールです。

目次
オーバーホール
ドラグワッシャーが変色しています。

洗浄しました。

ベールのクリアランス調整にシムを追加します。

ドラグワッシャーは大丈夫ですね。

ハンドルノブのシムを調整します。

0.30mmでしたが、根元は0.10mmを抜いて、外側に0.05mmのシムを追加して0.25mmに。
ラインローラー、ハンドルノブともグリッチオイルのロサを添付します。
粘度UP 防錆特化型 ●グリッチオイル独自の特殊潤滑添加剤を配合することにより中粘度でありながら納得のいく潤滑性能と耐摩耗性能を発揮。
交換パーツはなしです。

ボディ内部です。

巻き感からギアが消耗していると思います。

止めた時と巻き出しにカチカチとウォームシャフトまわりの異音があります。
洗浄します。

グリスが変色しています。

ベアリングは1点交換です。

グリスアップします。

巻き重りが出ないようにケミカルバランスを調整。

14ステラでもそうですが、ウォームシャフトギア上部での異音ですね。
この部分です。

粘性のあるグリスを添付してやると、ノイズが無くなります。取り付ける際にボディとウォームシャフトギアの上面のみに添付しないとグリスが過剰になってしまいます。
ドライブギアのクリアランスは0.01mm分追加しました。

0.02mm入れましたが、巻き重りが出てしまいますね。

組みます。

ハンドルノブが少し違和感があったので、再チェックした所、ノブの内部でグリスが固着していました。
固着を綺麗に取り、シムのバランスをチェックするとかなりガタがありました。

最終的には、内側に元々の0.30mmと外側に0.03mmのシムを追加。

作業完了しました。
ベアリングは多少使用感がありますが、そこまで大きな劣化が見られませんでした。ギアの消耗によるノイズが残りますね。
ありがとうございました。
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