13セルテート 2510PE-Hのオーバーホール依頼をいただきました。
ハンドルのガタが気になるということでOH依頼です。確かにガタツキが大きいですね。
オーバーホール
スプールとハンドルから洗浄していきます。
UTDでグリスアップ。
アルティメットトーナメントドラグ(UTD)搭載のスピニングリール専用グリス
続いて、ローターをばらします。
ハンドル、スプール、ローターの汚れです。
マグシールドベアリングにザラツキがありました。
交換します。
マグオイルを充填します。
ベアリングはグリスインにしていますが、溢れないうようにふき取って。
マグシールドのカラーを被せます。
ローターも完了です。
続いてボディ内部です。
ベアリングが交換されているんでしょうか。あとオイルが多いのか、グリスが流れています。
なぜか、シムがこちら側に入っています。
シムが逆に入っていますね。
ばらします。
グリスが少ない。
オシュレートギアもかなりグリスが少ないです。
全バラシ完了です。
ベアリングですが、2点交換します。
ドライブギア左右のベアリングは比較的新しいような印象ですが、洗浄した所1点雑味があったので交換しました。
ドライブギアにはBOREDのALPHAを、内部はOMEGAとTHETAを添付します。
全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。
全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。
ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
シムを左側に入れてみます。
ちょっときついような感じもありますが、ギアの消耗が大きいのでゴロ感を拾いますね。
シム減らしします。
0.01mm、0.02mmと減らしてテストしましたが、シャリシャリとしたノイズの減少よりガタツキとゴロ感が大きくなるのでそのままとしました。
センター出ししてマグオイルを充填します。
作業完了しました。
ガタツキは概ね取れましたが、組んでみるとギアノイズが大きいです。
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