当サイトは記事内に広告(アフィリエイト)を含む場合があります。

オーバーホール依頼 16ヴァンキッシュ C2000S

スポンサーリンク

16ヴァンキッシュC2000Sのオーバーホール依頼です。

シャリ感があったので、ご自身でOHされたそうですが、巻き重りがあるということでご依頼頂きました。

オーバーホール

主にノイズの原因ですが、ギアがダメになっていると思います。

順番に作業していきます。

スプール、ローター、ハンドルは不具合はありませんでした。

ボディ内部です。

巻き重りの原因はグリス過多ですね。メインシャフトにグリスが付着していることで巻き重りが出てしまいます。

洗浄します。

汚れのほとんどは外側のパーツです。

ギア3点交換します。

BOREDのTHETAを添付。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

ウォームシャフトにはOMEGAを添付。

全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。

中間ギアにはOMEGAにナノトリートメントオイルを伸ばします。

最後まで決まらなかったのが、ドライブギアのシムです。

0.03mmのシムが2枚入っていますが、1枚は不要です。

そのままでも使えそうなクリアランスなんですが、巻き重りがあり、またザラツキが出てしまうので、0.03mmを抜いて0.01mmのものを2枚入れます。

大体決まったんですが、カチカチが発生してしまい。。。

ウォームシャフトピンのクリアランス調整や。

中間ギアのシム調整、

ウォームシャフト下のシム調整をしましたが、結果的に戻しました。

ウォームシャフトとピンを交換します。

ここでも問題が。ノイズは消えましたが、若干クリアランスがきついようで、シムを減らします。

0.1mm→0.05mmへ。

そしてウォームシャフトのグリスをシマノDG06へ変更して抵抗を減らしましたが、次はチャカ付きますね。

ドライブギアはシム交換した状態でこれ以上のクリアランス調整で巻き感の向上が見込めないと判断しました。

ボディ内部のベアリングは洗浄せずザラツキが無いかチェックしてそのまま使用しています。使用とともに馴染んでくればもう少し滑らかになると思います。

ありがとうございました。

コメント

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930