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チューンニング依頼 22ステラ 25000SHG ハイパフォーマンスチューン

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22ステラ2500SHGのハイパフォーマンスチューン依頼です。

ご自身でOHされたそうです。ギアノイズ、ゴロ感があるということで、改善しないとのこと。

リールを巻いてみた印象では気にしすぎでは?とも思いましたが開いてみます。

ノイズの原因

ボディを開けます。

すでにシム調整されています。ほとんど問題ない程度に調整されていますね。

ノイズの原因をテストしていきます。

ローラークラッチインナーを取ります。

ノイズがしますね。現時点でローターやローラークラッチは関係ない。またスプールも恐らく関係ないと思います。

続いてウォームシャフトとウォームシャフトギアを外します。この時点でメインシャフトも外れます。

ノイズが残りますね。

続いて中間ギアです。

オシュレートの変速用のギアですが、これを取ってもノイズが残ります・・・。

最後に残ったこれを取ってテスト。

18ステラでいうと、中間ギア大と中間ギア小の一体パーツです。

22ステラでは中間ギア大となっています。

ドライブギア、ピニオンギアで組むとノイズが低減しました。

中間ギア大とドライブギア、ピニオンギアのクリアランス、ベアリングによるノイズが濃厚ですね。

分解、洗浄

洗浄していきます。

シム調整

ウォームシャフト下のシムをテストします。

0.38mm分のシムが入っていましたが、そのままでよさそうです。

ピニオンギア下のシムをチェックします。

0.44mm分シムが入っていおりますが、少しクリアランスが気になるのでシムを追加します。(0.01mm分)

BOREDでグリスアップします。

中間ギア大のシム調整

そして、中間ギア大の下にクリアランスがありシムを詰めてガタを取ります。

軸にはバネが入っていて軸を抑えてガタを取る仕組みですが、おそらくこの中間ギア大のブレがノイズの原因になっているので、バネを抜いてしまいます。

テンションが掛からないようにして、クリアランスを出来る限り詰めておきます。

ドライブギアが正回転だと、

ピニオンギアは下に押し付けられながら、回ります。このノイズがシュルシュルと出ていたので、ベアリング交換が必要でした。

中間ギア大もピニオンギアの正回転に対し、下に押さえつけられるように回るので、

テンションが下に掛かります。

バネは止めた時等の返りを抑えてガタが出づらくなる仕組みとしてあるようです。

そもそものガタツキを取ってしまうことで、不要なテンションや抵抗をなくすことで極力ノイズを取り除けるのではないかという仮説です。

グリスアップ、微調整

グリスが合わないので、再度調整します。

中間ギアはオイルチューン(中年度オイル)とします。

ドライブギアにはアブガルシア純正のグリスを添付します。

調整が面倒なので、

ドライブギアのOリングをいったん外します。

シムを追加してテストします。

内シムです。

完全にザラツキが出ました、きついですね。

仕上げ

再度シム調整をやり直します。

ピニオンギア上のベアリング下にシムがありましたが、ボディとベアリングのツラがあっているので不要と判断、抜きます。

それに伴い、ピニオンギア下のシムを減らします。0.45mmでしたが、結果的には0.42mmとしました。

なお、ドライブギアのシムですが、0.01mm分抜きました。クリアランスが大きく感じるかもしれませんが、適正なバックラッシュですね。

詰めすぎでゴロ感を拾っていたと思われます。

ピニオン下のベアリングをヘッジホッグスタジオさんのHRCBに変えましたが、すぐは非常に静音性の高いリーリングでしたが、巻いていくと若干ノイズが出始めました。

恐らくほとんどわからないレベルで、ズレがあるようなフィーリングです。シュルシュルとしたフィーリングが残り、ギアモジュールは低減していますが、もう一息というところですが、これ以上の改善は難しいと思います。

終わりに

取り出した、交換したパーツです。

ドライブギアのパッキンですが、付けない方が巻き感がいいですね。どうしてもギアがゴロゴロとしたフィーリングが出てしまう時があります。

特にシムをきつめにすると顕著ですから、ガタツキを出来る限り取る調整の際はOリングを外すことをお勧めします。

ありがとうございました。

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