13バイオマスターXSのカスタムモデルバイオマスターV2 4000XGのチューニング依頼です。

シム調整してもなかなかシャーシャーノイズが取れないとのことです。
目次
ボディシムについて
シムですが、ボディ側のクリアランスを埋めるために入っていますが、ここは入れなくてもさほど影響がないと思います。

あとシムが少しゆがんでいるので交換してテストします。
オーバーホール
分解していきます。

ハンドル、スプール、ドラグノブは問題なしでした。

ボディ内部ですが。

ギアにキズがあります。

ギアの外側にキズが数か所見られます。少しシャリシャリしたノイズはこれかもしれません。
洗浄します。

汚れはそれほどでもないです。

あとボディのネジ山が甘くなっていますね。

右側が効いているので大丈夫です。
ピニオンギア下部にウェーブワッシャーを追加します。

ギアも組みます。

シムの厚みは変えず、

蓋側のシムのみで組みます。

ザラツキもシャリ感、シュルシュルとしたフィーリングがありますね。
オープンベアリングですが、ピニオンギア下はシュルシュルノイズの原因でした。

その他のベアリングは変えた方がいいかなというレベルです。
あとボディガードのネジも緩いです。

ボディガードを交換すれば解消します。

大分良くなりましたが、やはりギア交換した方がよさそうです。
シムはもう少し詰めてもいいかもしれませんが、ギア交換するかご依頼人様に決まってから再調整します。
再調整(3/5)
ベアリングピニオン下のみ交換で、あとはグリスを入れて戻します。

グリスイン。

作業完了しました。

シムでクリアランスを取るとザラツキがでるので、現状でとどめておきました。
ありがとうございました!
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