12カーディフCI4+ C2000SSのオーバーホール依頼です。
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カチカチ音が気になるということでご依頼頂きました。
オーバーホール
新品購入後OHは初めてということですが、非常に状態がいいです。
ローター、ハンドル、スプールを洗浄します。
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グリス、オイルの変色があります。
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ハンドルノブですが、ベアリングが圧入になりますね。
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シムを追加(0.4mm)し、クリアランス調整します。
ラインローラーも特に問題なしです。ベアリングがオイルチューンでIOS02でしあげました。
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ボディ内部です。
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グリスが少々変色していますが、大きな不具合はなさそうです。
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洗浄します。
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ボディのみの汚れです。
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ボディ内部のベアリングですが、ピニオン下を交換。
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ハンドル側のベアリングと合計2点を交換します。
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ボディベアリングはIOS02でオイルチューン。ピニオンギア下のみグリスのままで仕上げます。
IOS-02PRO は中高粘度(オイルの中ではかなり粘度の高い方です)。IOSオイル最高レベルの極圧性と防水力を誇り、豪雨の中の釣りや炎天下のトーナメント競技や雷魚釣りなど、特に耐久性を求められるヘビーユースの釣りに最適です。
そしてドライブギアにはアブガルシアのリールグリスを添付してノイズが起きにくく調整します。
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ウォームシャフトはDG06でライトに仕上げます。
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ローラークラッチを洗浄注油します。
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ウォームシャフトしたのシムを詰めてみましたが、症状が悪化するので戻しました。
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ドライブギアが少々きついのか、ノイジーなのでシムを減らします。
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0.03mm→0.01mmへ変更です。
ギア3点交換してテストしましたが、ギア馴染みが無いので逆に異音が強くでますね。
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ギアを戻してウォームシャフトのケミカルを変更します。
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BOREDのDELTAですね。
全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
シム調整とグリスの効果によるものだと思いますが、カチカチのノイズをうまくとってくれました。
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作業完了致しました。そこまで大きな変化はないですが、カチカチ音は消失したと思います。
ありがとうございました。
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