15ツインパワーC2000Sのオーバーホール依頼です。

オーバーホールによる巻き心地の良化、ラインローラー2BB化、ベアリング追加のご依頼となります。
目次
オーバーホール
順番にばらして洗浄します。

スプール。
ラインローラー。

洗浄します。

ハンドルノブもべたつきがあるということで、23ヴァンキッシュのパドル型に交換します。

0.15mmのシムと0.10mmのシムが入っていますが、0.10→0.05mmのシムと交換します。

※最終的には次に作業した13BB-Xも同時にご依頼いただいていおりますが、そちらの作業で出たシム0.20mm分と交換していますので、0.05mmのシムは使っていません。
これでべたつきません。

ハンドルノブはタンブルウィードを使用します。
強力な防錆性を持つ高性能フィッシング専用オイル。 ●ベアリングの回転性能を最大に引き上げる独自の高性能オイルをベースに海水にも耐え、防錆力に優れたフィッシング用に開発されたハイスペックオイル。
ラインローラーを2BB化します。

ラインローラーはパッシブを使用しました。
潤滑と防錆の両立 ●グリッチオイル独自のベースオイルに特殊潤滑剤、防錆性をさらに強化し、潤滑性共にトップレベルで尚且つ激しい摩耗を最大限回避させ同時に防錆被膜を生成し潤滑と防錆の両立した万能オイル。
ローターバランスは崩れていないので、調整は不要です。

スプールも純正グリスDG01で仕上げました。

ボディ内部です。

グリスが変色しています。

洗浄します。

洗浄液の汚れです。

ボディベアリングは振れと鳴りがあるので、汎用に交換します。

ウォームシャフト上下もBB化します。
アブリールグリスにてドライブギアをグリスアップします。

一度組みます。

ギアの消耗がありますね。ドライブギア、ピニオンギアを交換します。

ギアが焼けたように黒くなっていますが、

若干シムがきついようなフィーリングです。

0.35mmですが、0.33mmでテストします。

緩くなりすぎました。

0.01mm追加して、0.34mmで仕上げました。

ギア鳴りが取れず、ケミカルバランスに苦労しましたが、できる限りざらつきが無いように調整しています。
ありがとうございました。
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