15ツインパワーC2000Sに引き続き13BB-X ハイパーフォース C3000DXGのオーバーホールです。
かなりシュルシュルと異音があります。
オーバーホール
分解していきますよ。
結構グリス汚れがあります。ローター内部へスプレーグリスを吹いたのかもしれません。
ブレーキコアのベアリングは異常なしです。
ピニオンギアがさびて黒ずんでいます。
ボディ以外を洗浄しました。
ハンドルノブ、ラインローラーをBOREDのNEMEAを使用しました。
防錆性が高いオイルでブロックします。
BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。
既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。
ボディ内部を開けます。
ばらしていきます。
ピニオンギアの錆が酷いですね。
洗浄液の汚れです。
ギア交換します。
ボディ内部のベアリングですが、
ドライブギア左右はBOREDのBSLRをメインに使用。
BORED METHOD史上最高スペックなオイルとして、使い易い中粘度へ変化させたマルチパーパスとして、用途を選ばず使用可能な性能は全体の約半分を食品機械基準をクリアしたポリアルファオレフィン合成油とし、
残りの約半分は複数の特殊添加剤を高配合した最高性能のオイルとなります。
粘性を下げるためにHYDRAを少し追加します。
HYDRAはフィッシングユーザー向けで定番製品のGOLYATと、BOREDのマスターピースとも言えるBSLR両者の特性をハイブリッドした、超低粘度なメンテナンス向けマルチパーパスオイルとして主にフィッシングユーザーをターゲットとした製品となります。
ピニオンギア上下は高耐食ベアリングに交換します。
ボディ内部をグリスアップします。
ウォームシャフトはTHETAを添付。
ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
ドライブギアはSIGMAメインで少しDELTAを加えて仕上げます。
DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加
組んでいきますよ。
インナーチューブにBSLRとHYDRAを添付して防錆処理します。
ローター裏面もグリスアップします。
作業完了しました。
このリールはベアリング抑え板の取り付けが難しいんですよね。あとレバー切り替えが少し違和感があり、完全に返りきらないことがありました。
バネのテンションの問題かもしれませんが、逆回転なし(レバーを押し込む動作)でチリチリ異音が出ていました(ブレーキコアにツメが接触している状態)が、何度か駆動させているときちんと返るようになりました。
巻き心地復活です。
ありがとうございました!
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