17カルカッタコンクエストBFSHG左のオーバーホール依頼です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4271.jpg)
中古で入手された個体で、組み付けがあまり良くないということでご依頼頂きました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4272.jpg)
オーバーホール
巻いた印象ですが、少しチャカつきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4273.jpg)
ギアのグリスが若干少ないかな~と思いますがそこまで違和感がある状態ではないです。
洗浄します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4274.jpg)
汚れはほとんどありません。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4275.jpg)
ドライブギア軸に少しガタツキがあります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4276.jpg)
もしベアリングと面があっていないのであれば、
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4277.jpg)
シムを入れればいいのですが、そういう訳ではなく。
板とベアリングを合わせた時に穴が大きいのと、若干のクリアランスがあります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4278.jpg)
0.20mmのシムを入れて、ガタツキがはほぼ収まるんですが、このまま組むとシュルシュルと異音がでます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4279.jpg)
結局、通常の状態でも少しガタがあるんですよね。
グリスアップして組みます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4280.jpg)
各部はウォームシャフトはBOREDのTHETAとNEMEAとCHIMERAで調整。
ドライブギアはALPHAで仕上げてます。
全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4281.jpg)
一度組みましたが、ギア粘度が高いので、若干巻きが重いので、THETAで再調整しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4282.jpg)
すべてのベアリングは不具合がないので、汚れをふき取っています。
ハンドルノブの軸部、スプールベアリングはBALBOAを添付して仕上げました。
BALBOAはBSLRオイルとHYDRAオイルを除く他のBORED METHODオイルと混合カスタム使用する事が可能です。
フィッシングリール、スケートボード、サイクルパーツなど、ミニチュアベアリング部及びメタルパーツ全般での使用をお勧めします。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4283.jpg)
ドラグを最大減緩めるとピニオンギアとベアリングがキュルキュルと擦れる音が御座います。ローラークラッチの異音のような鳴り方ですが、ローラークラッチではないんですよね。
少しボディの精度が甘いかもしれませんが、ドラグを必要以上に緩めなければ、違和感はほとんどありません。
ただ、少しチャカ付きますね。
ありがとうございました。
コメント