当サイトは記事内に広告(アフィリエイト)を含む場合があります。

改造&オーバーホール依頼 21ツインパワーSW 6000XG 2BB追加カスタム

スポンサーリンク

21ツインパワーSW6000XGのオーバーホール、改造依頼です。

2回ほどジグの早巻きで使用なさったそうです。巻きフィールが悪化したのでご依頼頂きました。

またローターとアームの隙間が気になるようになったそうです。左右の開きの調整をしてしまって写真に撮っていないので、ビフォーアフターが分かりづらくなってしまいました。

パーツ手配

ギアがゴロゴロなので、19ステラSWのピニオンギア、21ツインパワーSWのドライブギアとウォームシャフトギアを手配。

ドライブギアは19ステラSWと同じものを使用しています。

またローターナットBB化の為にローターナットとカラー、ウォームシャフト下をBB化するためにブッシュを合わせて手配しました。

パーツの供給が不安定になっているようで、結構時間が掛かりました。

オーバーホール

ラインローラーがかなり汚れています。

ベアリングは大丈夫そうです。

使用負荷がかなり強いからでしょうか。。。

ローター、スプール、ハンドルを洗浄します。

分かりづらいのですが、少し下がっているんですね。

ベール側が少し下がっているのはワイヤー自体に少し力が加わったものと思われます。

少しだけ戻しました。開きも解消しています。

フッ素グリスを添付します。

ハンドルノブはロサで仕上げました。

粘度UP 防錆特化型 ●グリッチオイル独自の特殊潤滑添加剤を配合することにより中粘度でありながら納得のいく潤滑性能と耐摩耗性能を発揮。

ドラグはSW用ドラググリスですね。

ドラグワッシャーのスス汚れです。

ボディ内部です。グリスが流れていますね。

ギアが摩耗しています。

ピニオンギア下も黒くなっています。

摺動子ガイドが真っ黒です。

メインシャフトにオイルが付着していますね。

ピニオンギア下のベリアリングもオイルとグリスが混入しています。中間ギアのグリスも黒く変色気味です。

洗浄します。

ご依頼人様へ確認したところ、違和感があって注油されたそうです。メインシャフトとドライブギア左右ですね。

オイル注油自体はダメではないのですが、見ていたただくと分かりますがグリスが流れてしまっています。

汚れです。

巻きの違和感は注油によるものではなさそうです。

ピニオンギア、ウォームシャフトしたのブッシュを交換します。

ベアリングを洗浄してテスト。

ピニオンギア上下は使えそうですが、ドライブギア左右はザラツキとシャリ感があり、振れについてはかなり大きく出ています。

2点交換です。

ウォームシャフト下へベアリング追加します。シムを変更です。

0.20mmで調整なしで行ける場合が多いのですが、0.15mmと交換です。

BOREDのSIGMAと

DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加

DELTAをドライブギアに添付。

全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。

ウォームシャフトはALPHAとTHETAをわずかに追加して仕上げています。

全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。

最終ローターナットベアリング追加です。

巻きテストしましたが、ザラツキが出ます。

シムがキツイようです。

元々0.05mmが2枚入っていましたが、0.05mmを1枚抜き0.01mmを3枚入れて、0.08mmで仕上げました。

僅かに遊びがありますが、これ以上詰めるとギアがダメになるかもしれません。

巻き感も完全に良くならないので、ピニオンギアとウォームシャフト、メインシャフトのバランスが少し違和感があるように感じます。

ただ、元々シムがきつくてギアが破損したのであれば、現状で問題ないと思われます。

あと、アームカムの隙間は無事解消しております。

ありがとうございました。

強さがなければ始まらない!ツインパワーSWが貫く妥協なきタフネス。

コメント

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930