19ヴァンキッシュのチューニング依頼です。
ハンドルガタが気になるということで作業致します。
グリスが多いんですよね。
ボディ内部も。
使用回数は2回ほどということなので、初期の調整時のグリスが多すぎると思いますね。
洗浄してから組みます。
ピニオン上部はオイルチューンで組みます。
中間ギアを平シムに変更を行います。
0.18mmでした。
ここはなぜか0.1mm前後の個体差が出ます。
ボアードOMEGAでチューニング。
全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。
ドライブギアにはボアードALPHA。
全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。
シムを追加。0.01mm入れてみます。
結局カタツキの原因はドライブギアのシム調整というよりローター側の問題ですね。
グリスを抜いたので巻きは軽くなり、快適ではありますが、ピニオン下部を平シムに変更した方がいいかもしれません。
ただ固体差でザラツキが強く出る場合があります。
後編へ。
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