20ルビアスLT4000CXHのオーバーホール、ハイパフォーマンスチューン依頼です。

少しざらつきとノイズが出ている感じを受けます。状態自体は悪くないと思いますが、ギアの消耗感もわずかに出ているかもしれません。
目次
オーバーホール
ラインローラーにPEカスがたまっています。

こういう汚れは超音波洗浄で一発です。

ドラググリスはMTDG-03を使用。

M.T.C.W.とオイルメーカーで協同開発したドラググリス。ドラグに求められる究極性能を実現したMTDGシリーズ。
スプール受け、スプール内部はMTCW-SW00を使用。

塩がみなどの対策を施したソルトウォーターに最適化。仕様目安番手6000番以上。
低粘度と記載がありますが、かなりの高粘度オイルです。
ハンドルノブのブッシュをベアリングに置換します。

シムを追加、0.10mm。

オイルはNEMEAとBALBOAで仕上げました。

ラインローラーも同様のチューニングです。
ボディ内部です。

洗浄します。

ベアリングはNEMEAベースで、ドライブギア左右はTHICK HEAVYとBSLUを混合カスタムで粘度調整します。
汚れです。

マグオイルの色ですね。
ドライブギアはBOREDのSIGMAとOMEGAで調整します。

ベアリングのざらつきがあります。
シムのバランスは問題ないと思います。若干きつめの印象もありますが、0.01mmでも緩めるとがたつきにつながると思います。
ローターナットベアリングを交換します。

ピニオンギア下のベアリングを交換します。

ハンドルノブのベアリングも1点交換です。

水性ガラスコーティング剤で磨いて。

マグオイルを充填します。

作業完了しました。

ノイズがかなり改善しました。
ギアはまだまだ使えそうです。おそらく気にならないと思います。
ありがとうございました。

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