22ステラ3000MHGのチューニング依頼です。

同番手が続きました。ハイパフォーマンスチューンを行います。ガタツキとシュルシュル、コツコツノイズが気になるということでご依頼頂きました。
ハイパーチューン
ハンドルノブのガタ調整します。

0.03mmシムを追加。
ボディを開けます。

Oリングにグリスがしっかり添付されていると以外と抵抗感がないですね。
ギアのグリス量は多すぎずちょうど良い感じです。

ボディ内部、グリスがちょうどいいです。

こちらもグリスがうまくまとわりついています。

Oリングが完全に固定してしまうとゴリ感が出てしまうので、調整の際はうまくグリスをつけてベアリングに完全固定しない方がフィーリングがいいと思います。
ピニオンギアもグリスのバランスがいいですね。

メインシャフトは若干グリスが付いていますがこの程度なら比較的良い方だと思います。

中間ギアのグリスも多すぎず。

ピニオン下のベアリングを外してみましたが。

Oリングがない・・・・。
つけ忘れ??

ドライブギアボディ側にはOリングアリですが、なぜついてない??単純に欠損でしょうか。
オーナー様に確認したところ、特に触っていないということでした。
中間ギアのグリスを見ると。

上部に付着。

下部にも適度に付着しています。
接地面積が多いので、シュルシュル音が出ているのかもしれませんが、グリスが付いているとノイズは軽減されるようです。
全バラシして洗浄します。

Oリング付のベアリングをHRCBに交換します。

ドライブギアのOリングを外します。

フタのベアリングのシムですが、若干緩い気もしますが、いったんこのまま行きます。

ウォームシャフト下は0.33mm

ピニオンギア下は0.55mm

ドライブギアはアブのリールルブ。

ボディ内部はDG06で仕上げます。

シャラシャラ音、若干カラカラとした音が消えません。
またハンドルガタですが、やはりシムを入れた方がよさそうです。

0.01mm追加します。
カラカラ音中間ギア軸ですが、0.03mm入れるとちょうどクリアランスが取れるんですが、かなりシビアなので、バネのみ抜いてテストしてみます。
ノイズが消えました。

やはり中間ギア大のノイズですね。

このバネのテンションはほんの僅かですが、シャラシャラの原因になっているようです。初期状態の不具合もありましたが、ガタツキもだいぶ取れて巻き感は滑らかになったと思います。
ありがとうございました。

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