現在、修理・チューニング依頼についてはほぼ全案件公開させていただいています。
その為、ブログ内で依頼件数がわかる状態になっています。不具合やうまくいかないケースももちろんありますが、そのままの状態で公開するようにしています。
公開NGの方でもお受けしますので、ぜひお問い合わせください。

個人的に感じていることではありますが、
リール修理業は不透明なことが多いようですが、かなり格安で時間をかけたチューニングを行っていて実感することは、生業として行っていくには中々難しいものだと思っています。
時間を掛ければかなりの精度迄持っていくことが出来るのがチューニングの世界ですが、もちろんコストをかければ新品の状態より良い状態の再現や復元も可能になってきます。
ポイントは必要コストの概念です。
自分がカスタムチューニングをはじめたのは、リールの不具合があった際に修理に出すのがもったいないと思ったからです。
その為、出来る限りお金を掛けずに治すことを考えて、いろいろ勉強してきました。
修理やチューニングのお代をいただく際に高すぎないかということを、常に考えて整備するように心がけていますが、一律料金であることにも少し疑問を持つようになりました。
リールの修理とチューニングは別ものだと思っていますが、この辺の境界が非常に難しく、お金を出す側は、費用対効果を意識すると思います。
修理する側は時間当たりの収益性を考えますので、一般的にリールの修理屋、チューニング屋からすると10,000円前後のリールだとあんまりお金は取れないなと思ってしまい、心理的な負担を下げる為にベースの価格を底上げしていると思います。(敷居を上げないと依頼が来るからですね。)
現在の価格でやっていて、正直割に合わないなと感じることが少なからずあります。
これは、依頼人の問題ではなく、私個人の作業スピードや能力によるものなので、努力が足りないということも当てはまりますし、実際に作業単価と価格が見合わないということも当てはまります。
依頼後に良くなって返ってきてるかどうかを意識するように作業をしていますので、その観点からすると、水没とか、巻きが重いとか、明らかな不具合による依頼は結果がわかりやすいので受けやすいんですね。要は依頼する側の視点で作業が出来るかどうかが重要だと思っています。
出来る限り、体感できる結果でお返ししたいし、出来れば安いと思ってもらいたいというのが本音です。
ちょっと長くなりましたが、単価を上げることをせずに、合理化を進めていく方向で考えたいんですが、これが依頼が増えると自分が釣りに行けなくなってしまうというジレンマが生まれるので・・・。
ちょっと考え方を変えて、、、
視点を変えてみないといけないと感じているところです。
あまり修理内容等を情報開示をするのも業界的には御法度なのかもしれませんが、作業内容の詳細を公開することを積極的にしようと思ってます。
何か気になることがあれば、お問い合わせ頂ければとうれしいです。
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