ロングストローク化が可能な番手
結論としては、以下となりました。
※16ヴァンキッシュの1000番も同様にロング化可能です。
1000番は未検証なので、改めて検証した内容を公開しますが、2500番手と4000番手については検証しました。
2500番手の場合
なぜ他の番手ではロングストローク化がダメなのか、自分が持っているTP3000HGMで検証していきます。
※3000HGMはボディー構造としては4000番手ですが、今回はスプールとローターサイズが2500番なので、2500番手と同様の位置づけです。
まず、20ヴァンフォードを入手したので、ヴァンフォードのスプールを乗せてみました。

仕上がり増としては、こんなイメージです。
乗せることは出来るんですが、乗せるだけだときれいに糸が巻けないので、ウォームシャフトを交換します。

これも14ステラです。

摺動運動がより下にさがる構造になります。
入れ替えました。

そのせいで、スプール受けがローターナット(正確にはリテーナ)に干渉します。

ギリギリ掛っちゃうので、このままでは使えません。

そこで、メインシャフトをかさ上げします。

15TPのものから16ストラディックCI4+のものに変更すると、だいたい2~2.5mm位かさ上げ出来ます。

交換済み。

ローターには当たらなくなりました。

続いて、アームカムが短い為、4000番のものと交換します。
1.4gですが、

1.7gと重くなりました。

この自重UPはローターの回転バランスを崩します。
また、37.34mmから

39.23mmになり、2mm程高くすることが出来ました。

メインシャフトの底上げ分くらい、アームカムを上げるとことが出来ました。
ただ、このままだとネジが付かないので。

約1mm程のスペーサーを入れます。
使ったのはイーグル模型のベアリングシムです。3*4*0.5mmか内径が3.17の少し大きいサイズでOKです。
ローターがぶれるので、板オモリを変形させてここに入れます。(これは16ヴァンキッシュのローターなので、15TPのローターでは未検証です。)

ローターブレはなくなり、糸も綺麗に巻けるのですが、問題発生。

べールを返す際に、スプールエッジにぎりぎり干渉します。
4000番のベールをまげて使えば付かなくはなさそうですが、もはや改造するためのコストが非常に高いので断念しました。
4000番手の場合
こちらも同様に摺動運動がより下にさがる構造になります。

その為、メインシャフトを20TPのものを移植してみた所。
スプールワッシャーを全部抜いて何とかテーパーが残る程度で巻き上げられました。

しかし、4000番はローターに若干干渉するリスクがあります。
その為、このままの使用は難しい為断念しました。
ただし、テーパーで問題なければスプールワッシャーを1枚残せば使えなくはないレベルです。
1000番の場合
最後に1000番ですが、2500番と4000番とは異なり、摺動運動が上部にあがる構造となります。

摺動運動が上部に展開することにより、メインシャフトの交換なしでウォームシャフトの交換のみでポン付出来ます。
実機で検証していない為、この辺は改めて公開しますが、その他のブログでも紹介されているので恐らく問題ないんでしょう。
まとめ
15ツインパワーは面白いリールです。

ベースのジュラルミンボディがかなりがっしりしているので、巻きの際のたわみは一切感じないですね。
そのおかげで巻き感は抜群です。

カスタムベースとしても良くて、ロッドが長いとか重い場合は、リールの自重調整が必要になりますが、ヴァンキッシュだと軽いなと言う時にもってこいです!!
おまけ(ボディーガードの破損)
おまけとしてボディーガードの破損例を紹介。

ボディの穴からネジを締めてボディガードを止める構造ですが、ここのネジを締めすぎたり、角度がずれるとネジを止めているパーツが折れます。

しかし、ここは接着剤で修復出来るんですね。
締めすぎなければ外側から締めるトルクスネジで基本的には問題ないので、パーツの交換でなくてもある程度臨機応変に対応できます。
あくまで修復なので、元通りとはいきませんが、目に見える箇所でもないし、トルクが弱いからと言って浸水リスクもほとんどないので、交換しなくても大丈夫です。
参考になれば幸いです。

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