22ミラベル2500SHGを入手しました。
低価格帯でありながら、先鋭技術を詰め込んだミラベルを到着後すぐに分解して内部構造をチェックしました。
今回は、目玉であるマグナムライトローターの検証がメインです。
購入動機
今回、22ミラベルはダートアクション専用ロッドであるダイナダートに合わせる為に購入しました。
価格帯もリーズナブルで使いやすそうなロッド&リールです。
具体的な使用感は改めて紹介します。
開封&展開図
早速開封します。
箱の中の構造が変わっていますね。
リールが裸で入っていますが、ハンドルがボディに干渉しないようになっていますね。
また、HP上の展開図の構成も変更になっていて、『S PartNo.』という項目が追加されていました。
自重計測
自重計測を行います。
203.56gです。
公式の205gを下回ってきました。
ハンドル25.09g
スプール付きのボディ179.44g
自重自体の軽さが際立ちますね。
続いてスプール30.70gです。
ドラグノブは9.84gです。
ハンドル、スプール、ドラグノブは、いずれも軽くもなく重くもない標準的な重量だと思います。
ローターありのボディ138.91gです。
ローターなしボディ94.12gです。
CI4+素材をボディとローターに搭載しているので軽いということですね。
マグナムライトローター検証
では、本題のマグナムライトローターです。
42.14gでした。
軽いかどうかという点ですが、過去のラインナップから同じ2500番であぶり出していきます。
ローター設計がほぼ同じ17セドナです。
2500番のローターで49.5gです。
約7.5gほど軽量化しています。
巻きフィーリングも空巻きだとあまり差を感じないですが、実際にロッドに付けて巻いてみた感じはローター慣性は若干抑えられている印象です。
では、その他の機種も見ていきます。
18セフィアBBの2500番のローターは、51.3gです。
上位機種の18セフィアBBはローター形状は同一ですが、ワンピースベール搭載により若干17セドナ重いです。
続いて15TPの2500番のローターは、46.6gです。
15TPのローターも形状が異なりますが、17セドナや18セフィアBBに乗ります。恐らく22ミラベルにも乗りますが、上位機種である15TPより軽い結果になりました。
ただ、今まで比較したのは、マグナムライトローターを冠していない機種です。
マグナムライトローター搭載機種で比較します。
16ヴァンキッシュの2500番のローターは、31.9gです。
比じゃないですね、軽さが抜きんでています。
ちなみにこの16ヴァンキッシュのローターも17セドナ、18セフィアBBに乗ります。驚異的な軽さですね。
また、過去のBBシリーズだとマグナムライトローターが標準でした。
例えば、13セフィアBBの2500番のローターは、34.4gです。
こちらも相当軽いです。
少し調整しないと、17セドナや18セフィアに乗りませんが、調整すれば22ミラベルにも乗せることが出来るんですね。
過去の中級機種はローターが高スペックだったことが分かります。
前編まとめ
まず前編のまとめとして、軽さと空巻きフィールについてまとめます。
2500番で205gを切っているので、かなり好感触です。
自重だけを見ると2500番だと22ステラと同じ自重で20TPより軽いんです。その点は期待通りの内容でした。
マグナムライトローターについては、
効果は限定的で過去のBBシリーズのようなフィーリングではないので、過去にマグナムライトローターを使用したことがある方からすると少々懐疑的な内容です。
無理にマグナムライトローターを謳う必要があったのか、その点も気になります。
結果論・使用者目線だと、あくまでCI4+素材を使用したということだけでよかった気がしますね。
ここは評価が分かれますが、良くも悪くも21ナスキーですね。
ボディ、ローターが軽くなったことで、ルアーを引いた時や実釣時のフィーリングがどこまで変わるかわかりませんが、ボディ構造は21ナスキーなので、概ね想像できると思います。
次回、全バラシしてBB追加カスタムしたので、その内容をご紹介します。
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