20ルビアスFC LT2500Sのチューニング依頼です。
マグシールドレス化、軽巻きチューン、フルベアリング化を行います。
フルベアリング化
ベアリング追加箇所は以下です。
ハンドルノブ、スプール受け、スプール内部の3か所です。
すでにハンドルノブはBB化されています。
回転チェックするとザラツキとシャラシャラ感があるので、ハンドルノブのベアリングは2点交換します。
スプール回りはベアリング化することで感度が上がりますが、体感できるかどうかは正直な所わかりません。
ラインローラーのメンテの方が重要ですが、スプールがスムーズに回るのは大物をかけた時にかなり有効になりますね。
マグシールドレス化
続いてマグシールドを除去します。
マグネットを外します。
接着剤でくっついているので、丁寧にデザインナイフを入れてはがします。
軽巻きチューン
最後に軽巻きチューンですが、ベアリングをBOREDオイルチューンで仕上げます。
ボディを開けます。
状態はいいと思います。
洗浄します。
ベアリングはシールドを外して洗浄です。
完全にグリスを抜いてから、BOREDのLIGHT DUTYを添付します。
2015年10月のマイナーチェンジにより配合している添加剤を見直し、当社KRAKENやGOLYATよりも極圧性と減摩性を向上させ、
低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。
そのままだとちょっと粘性が高いので、KRAKENを追加して粘度を落としてやります。
オシレーティングギアはBOREDのOMEGAを使用します。
全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。
ドライブギアはBOREDのTHETAですね。
ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。
ローラークラッチはクラーケンで仕上げていきます。
マグオイルの色で汚れ具合はわかりません。
スプールシャフトにベアリングを追加です。
作業完了です。
一度グリスの量を調整するため、馴染ませてから分解しました。
ベアリングも交換不要で仕上げることができました。巻き感はライトになったと思います。シム調整も不要で良い個体ですね。
ありがとうございました。
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