別業者さんにオーバーホール依頼されたそうですが、ギア交換後巻き感が悪くなった為、オーバーホール依頼となりました。
ダイワの初期セルテートRです。
オーバーホール
初めて触るのですが、ギアが別のもののようです。
軸の仕様が少し違います。
ボディ内部です。
一応汚れは取っているのですが、オーバーホールは微妙な仕上がりでした。
とりあえず、交換される前のギアで調整してみます。
0.3mm分シムを入れます。
ガタが無くなりました。やはり軸の長さが0.3mm程度差がありますね。
ボディ内部を開けて全バラシして洗浄します。
ベアリングは2点交換します。
ドライブギア左右の1点とピニオンギア下部のベアリングを交換します。
そして、元々のベアリングはオープン化して徹底洗浄の上、グリスアップします。
各部ボアードグリスで仕上げます。
シムを入れて組みます。
確かに滑らかです。
その後、交換されたギアでテストしましたが、やはり程度が悪いようですね。なぜこのギアに交換されたのか、疑問ではあります。
続いてローターとスプールをオーバーホールしていきます。
汚れがありました。
ローターはほとんど調整していないかもしれません。
ラインローラー部は問題なしでした。
オイルアップして組みます。
シム調整してベール開閉のガタも取ります。
続いてスプールです。
ボアードグリス、THGで仕上げました。
作業完了です。
ギア摩耗が全くないわけではないため、リトリーブの初めと、止めるタイミングでザラツキがあります。ファストリトリーブではノイズがありますが、クリアランスもわずかに残してノイズを拾わないように調整しました。
ワンウェイクラッチ付近のノイズが取り切れませんでしたが、元???どおりになったんじゃないと思います。
ありがとうございました!