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オーバーホール依頼 08ステラSW 6000HG

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08ステラSW 6000HGのオーバーホールです。

アームバネカバーが欠損しているのですが、パーツ在庫はなくそれでも良いということでOHのご依頼をいただきました。

状態はかなりゴロゴロします。

09TPSWも同一パーツなので移植できますが、どうしてもパーツ取り用にリールを購入する必要があります。

オーバーホール

ベール固定ブッシュが破損しているのでぐらぐらです。

ラインローラーは少し固着気味で、アーム固定軸に少し腐食があります。

洗浄です。

ここまでの汚れ。この黒はカーボン粉ですので、正常な範囲です。

右側のブッシュが破損しています。

シムを追加して固定します。

0.5mm分追加。

ローターナットベアリングがザラザラなので、高耐食ベアリングに交換します。

ハンドルノブ、ラインローラー、スプールベアリング、

仕上げのオイルはBOREDのBSLRを使用しました。

BORED METHOD史上最高スペックなオイルとして、使い易い中粘度へ変化させたマルチパーパスとして、用途を選ばず使用可能な性能は全体の約半分を食品機械基準をクリアしたポリアルファオレフィン合成油とし、 残りの約半分は複数の特殊添加剤を高配合した最高性能のオイルとなります。

リニューアルで現行は廃盤になるようです。

ローラークラッチにアクセスするためにカバーを外しますがかなり硬いです。

ローラークラッチはオイルが多めです。

ボディ内部です。

水が入っているんでしょうか。

グリスは残っていますが、オイルで少し抜けているようです。

洗浄します。

汚れです。

ベアリングは全滅でした。

高耐食ベアリングに交換です。

ウォームシャフトピンがさびています。

外して。

ベアリングの固着を取り、錆を研磨して除去。

固着した塩とグリスを研磨して落とし、ベアリング交換します。

ウォームシャフトはBOREDのTHETA、

ドライブギアはSIGMAで仕上げます。

DELTAをベースにハーフランク粘度を上げた最も高粘度なグリス。METHODウレア系グリス中で最も高い粘着性と減摩性。他のMETHODウレア系グリスとの混合で粘着性を付加

ボディ内部のベアリング内径、外径、抑え板などにBSLRを添付します。なお、ローラークラッチとローターナットはCHIMERAで仕上げました。

CHIMERAはミルスペック(アメリカ軍が必要とする様々な物資の調達に使われる規格)を上回る長寿命低揮発の油膜を維持、ヌル付きやベト付きなどの粘弾性を極力排除しサッパリとした質感のオイルとなっています。

作業完了です。

ギアの状態が良いので、非常に滑らかな巻き心地になりました。

アームカムバネカバー取り付け

08TPSWの中古を入手しました。

取付完了です。

中古ですが、綺麗な状態のものを入手できました。正規料金だと採算が合わないので、パーツ価格表上の2倍~数倍程度の料金になりますが、条件が合えばこちらでパーツを用意することも可能です。

ありがとうございました。

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