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カスタムレポート 11ツインパワーC2000HGS オーバーホール(軽巻きチューン)

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2台目の11ツインパワーです。

先日紹介したカーディフCI4+のHGのギア類との交換希望です。

すでにご依頼者様が取り出してあるものを同封いただきました。

オーバーホール

早速洗浄していきます。

スプールハンドル

バラして

洗浄です。

そこそこ汚れはありますね。

完了です。

ローター

分解します。

ラインローラーのベアリングがゴロゴロだったので交換しました。

ローター完了です。

一番大変な箇所の一つがローターで、ぱっと見問題なさそうですが、汚れやスレで不具合が出てくると一気に使用感が悪くなる箇所ですね。

ローラークラッチ

ローラークラッチインナーに黒い汚れが付いています。

ローラークラッチは玉抜きしました。

実際は、ローラークラッチに音(ノイズ)があったので一度玉を戻しています。減らしても変わらないか、少し良化したので玉抜きを実施しました。

ギア交換

ギアを取り出します。

確かに摩耗しているようです。

ボディ内部は汚れているものの、グリスの量は適量ですね。

なお、ギアを入れ替えるのは、ドライブギアの厚みが異なる為、カーディフ側が少し分厚く移植が無理でした。

ピニオンだけ入れることは可能ですが、今の対のままの方がいいと思います。

ベアリングはボディ4点、ラインローラー1点、合計5点交換しました。

少しわかりづらいのですが、以下調整してます。

スプール受けのベアリングを外し、元々あったボディのベアリングに交換しています。
→ボディのベアリングの方が状態がよく、スプール受けのベアリングは多少ざらつき等があっても分からない為です。

グリスは少なめに組みます。

ギアには、IOSギアグリスを添付。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

組み上げます。

シム調整しましたが、少し遊びがある状態です。

これ以上詰めると巻き重りが発生し、ギアノイズが強くなるためです。ベアリングはオイルチューンですが、ピニオンギア上部はグリスで調整しました。

最終調整

まだわずかに遊びがあるので、シムを詰めますが、結果重くなります。

ローラークラッチの玉を戻してみました。

あんまり効果が無かったですね。

玉抜きで大丈夫そうです。むしろ玉抜きの方が接点が少なく異音が出ていない感じです。

ベアリング交換にてベアリングのざらつきが無くなったことで、今回オーバーホールことで、ギアノイズが強く感じるかもしれません。

12カーディフと印象が大きく異なる為、比較するのは違いますが、HGらしい巻き上げ感に仕上がっています。

ありがとうございました。

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