15ソルティガ5000のオーバーホール依頼です。
グリスが流れたようで、巻きが激重です。

オーバーホール
巻き重りの原因はボディを分解してからですね。まずはスプールハンドル周りを作業します。
ドラグワッシャにオイル?が回っているので、洗浄します。

ラインローラーはマグシールドレス化されていますね。

洗浄します。

ラインローラーはLIGHT DUTYを中心にオイル仕上げです。

ドラグワッシャはDG12を添付します。

ハンドルノブはグリッチオイルのロサを添付。

ここまでは問題なしですね。
ボディ内部です。

おそらくマグシールド内部、ワンウェイクラッチの組み合わせが悪かったものを思われます。

ボディ内部のグリスは少ない状態なので、巻き重りの原因ではなさそうです。

洗浄しました。

マグオイルの色ですね。

ピニオンギア下のベアリングのみ交換です。
組んでみた際にわかったんですが、上部もざらつきが出ています。
ただ、かなり特殊なベアリングサイズで現在手元にストックがないのと、この状態で交換するのであれば、その他のベアリングも交換したほうがいいと思いますね。

上部のベアリングはTHICK HEAVYとNEMEAを添付しました。
状態を考えるともう少し使えると思います。
続けてボディ内部のグリスアップです。

ドライブギアにはSIGMAを添付します。
ボディ内部ですが、修道部はOMEGA、
オシレーティングギアはALPHAでグリスアップします。

マグオイルを充填します。

組み方の問題ですかね。
ボディ内部の状態や、マグオイルも比較的しっかりと残っていたので、直近でボディを開けたような感じも受けました。
作業完了しました。

巻き重りは解消して、通常使用できるレベルになりました。
ただ、若干シャリ感があります。
シムを抜くと巻き感がよりライトになり、シャリ感も低減すると思いますが、どうしても遊びができてしまい、フィーリングが変わります。
どこまで調整するかですが、現状の不良ベアリング交換のみとしました。
ありがとうございました。

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