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カスタムレポート 15ツインパワー 4000XG オーバーホール(ハイパーチューン)

オーバーホール依頼
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15ツインパワーをお預かりしました。

14ステラの中間ギアを移植、フルベアリング化、DLCラインローラー2BB仕様のご依頼です!

分解・洗浄

サーフでご使用と聞いていたのですが、かなり状態が良いです!!

パーツを順番にばらしていきます。

ローラークラッチ。

ボディーガード。

海水の侵入などはなさそうです。

全体的に状態はいいですね。

塩ガミや砂が噛んでることもなし。

フリクションリングに圧を掛けるプラパーツ等も歪んでいません。

内部も綺麗です。

グリスもそれほどもりもりでもない。

摺動子、ウォームシャフトはグリスが劣化しています。

メインシャフトも汚れがあまり無い。

汚れ自体はあります。

ベアリングもグリスを完全に抜きました!

綺麗になりました。

ローラークラッチも不具合なし。

唯一青さびがありました。

ここはきれいにしました!

全部一気にばらしたのは久しぶりです。

基本的にはばらして組んで、また一部ばらして組んでの繰り返しなので。

スペースを取りますので。

ベール下がりの原因

不具合が1ヶ所御座いました。

ローターの一部(ベール取り付け部)が破損しており、ベール下がりになっています。

実際はそこまで下がっていないのですが、ベール返りや戻した際違和感がある状態となっています。

15ストラディック、15ツインパワーで多い症状です。

当然と言えば当然です。

特にツインパワーはボディがフルメタルでローターが樹脂なので、摩耗、劣化がどうしても早くなります。

その他はきれいだったので、純正ローターを発注でご了承いただきました。

14ステラ化?!

少し大げさですが、中間ギアをマイクロモジュール化、ウォームシャフトを上下BB化することで、巻き心地がステラに近づきます。

このカスタムは結構印象が変わりますね。

DLCラインローラー2BB化

一体型ラインローラーを分離タイプにデチューン。

10ステラ、13ステラSW4000等が代表的な構造です。12ヴァンキッシュはDLCラインローラーですが、1BB仕様。

不具合が出ても、ベアリングのみ交換できるのがコスパがよくていいですね。

組み上げ

IOSギアグリスしっとりとしたギア周り。

摺動子やウォームシャフトはシマノ純正グリスDG6です。

そして、一旦ベアリングはオイルで組みましたが、雑音もなくギア、ベアリング等はかなり状態がいいです。

その他、ハンドル等の露出部は、サビがあったりしましたが、

ハンドル等は研磨しており、サビ等を落としてしています。

綺麗になりました!

最後にスプール、ドラグノブ。

徹底的に・・・

洗浄します。

ドラグワッシャーはDG01ドラググリスで仕上げます。

スプールも完了です。

あとは、ローターの交換と内部、ケミカルの調整のみです。

ボディ内部はシムの調整は不要なレベルですが、少しピニオンギアが窮屈なので、ローターが届き次第シムの厚みを変更して微調整したいと思います。

ローター交換&調整(2020/9/5追記)

ローターが届きました。

ローターを組みなおします。

メッキパーツのクリアランス調整。

シムを追加。

ガタツキもなしです。

動きもスムーズになりました!

ピニオンギア上部のシムですが、0.05mm(右側)だと少し回転抵抗があるような印象なので、0.03mmのシムに変更します。

色の違いはステンレス製、もしくは銅製かですね。

ステンレスの方が硬いので、カチッとした印象になります。(普通は巻き比べても体感ではほとんどわかりませんが、シビアに詰めると感じるレベルです。)

ドライブギアの遊びが出たので、

0.01mmの外シムを追加します。

ボディとパーツ類のバランスが良いので、ピニオン上部のベアリング、メインシャフトはIOS-01のオイルチューンで仕上げました。

無事、調整完了です。

ありがとうございました!

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