ギアが届いたので作業いたしました。
前回はこちらです。
オーバーホール依頼 15ツインパワー C2000S(前編)
15ツインパワーC2000Sのオーバーホール依頼です。 ほぼ未使用品ということですが、ハンドルのガタツキが気になるということでOH依頼です。 さわってみて確実にシムが足りないことが分かります。あとギア鳴りがひどいです。 オーバーホール 順番...
ギア交換
結論としては元々のギア不良は御座いますが、ボディがおかしいように思います。
以下写真ですが、左側が元々のパーツです。
ドライブギアは少し摩耗痕があります。
ピニオンギアも少し黒ずんでいます。
中間ギアLはほとんどわかりません。
中間ギアSですが、摩耗しているような痕跡があります。
ウォームシャフトギアは目視ではほとんど違いが分かりません。
いったん組みます。
BOREDグリスで仕上げます。
ノイズが無くなりません。ウィンウィンという鳴りはわかるんですが、ごろごろ感の理由が分からないんですよね。
クリアランスも適正ですし、その他不良パーツが見当たらないんです。
空けるとすでに黒ずみが御座います。
なお開ける際にボディネジが緩んでくることを確認しました。
ボディに問題があるのかもしれません。
ご依頼人様へご連絡し、元に戻すことでご了承いただきました。
出来る限り純正に近い状態に戻します。
不良箇所としては、ボディ内部ですね。
状態としては、ローラークラッチを外してもノイズがあります。
現状のギアはキズが入っているので、そのノイズがありますが、新しいギアに変更しても、ゴロゴロ感や異音が解消されませんでした。
回したのちにボディが緩んでくる点から、ドライブギアの軸、もしくはピニオンギアやメインシャフトの軸がぶれているのではないかと思われます。
ブレはボディの形成不良によるものの可能性が高いですね。
お返しすることになり申し訳御座いません。
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