17ツインパワーXD2台ご依頼頂きました。
まずは4000xgをオーバーホールします。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3705.jpg)
オーバーホール
分解していきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3706.jpg)
シマノDG01でグリスアップ。
スプールベアリングはオイルチューンです。ハンドルノブのベアリングもオイルチューンですが、DG01でシーリングするようにしています。
ハンドルノブのシム調整をしました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3707.jpg)
続いてローター。
こちらもDG01ですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3708.jpg)
ラインローラーはDLCラインローラー2BB仕様に交換。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3709.jpg)
グリスアップします。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3710.jpg)
薄く塗る感じですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3711.jpg)
ベール接続部のシム調整しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3712.jpg)
ラインローラーも問題なく回りますね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3714.jpg)
ボディ内部です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3715.jpg)
カタカタと異音がありましたが、シム調整の問題だと思っていました。目視ではわかりませんが、恐らくギアのキズだと思います。
内部も状態も見た感じ問題なかったです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3716.jpg)
洗浄しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3717.jpg)
汚れはそんなになかったです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3727.jpg)
まずはウォームシャフト2BB化。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3718.jpg)
中間ギアのシム調整。0.05mmだときついので、0.01mmを2枚追加。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3719.jpg)
ボアードDELTAでグリスアップします。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3722.jpg)
ボディ内部のウォームシャフト周辺はDG06とボアードTHGを混合して粘度調整。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3723.jpg)
0.01mmのシムを追加。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3724.jpg)
組み上げます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3725.jpg)
ノイズがあります。ザラツキがあるので、シム調整がいらないのかもしれませんが、ベアリングを再度チェック。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3726.jpg)
ピニオン上のベアリングのみ交換。その他はDG06でグリスアップします。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3728.jpg)
ピニオン下のみオイルチューンで。
0.01mmを2枚入れてテストしてみましたが、結論としてはシム調整は不要でした。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3729.jpg)
ドライブギアとピニオンギアのみにして、ウォームシャフトを抜いた状態でテストしましたが、カタというノイズが残ります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3730.jpg)
結論としてはドライブギアのみでもある程度改善しそうですが、ドライブギア、ピニオンギアの交換が必要だと思います。
ギア交換(2021/07/11追記)
ギアが届きました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_0042.jpg)
純正のギアが欠品でした。その為、ドライブギアは20TPのものを流用します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_0043.jpg)
以下は事前にテストした写真ですが、17TPXDと18ステラのギアを並べています。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3900.jpg)
軸の形状が少し違いますね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3901.jpg)
17TPXDはキャップのような形状でここが良く外れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3902.jpg)
形状はほぼ同じなので、ポン付け出来ます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_3903.jpg)
実際は20TPのギアを入れてみましたが、調整シムを0.45mm→0.35mmに変更が必要でした。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_0044.jpg)
で、、、
交換してみましたが、ほとんどフィーリングが変わらないという結果になりました。原因としては低慣性のマグナムライトローターなのでファストリトリーブの際にローターが軽すぎることでわずかなガタが発生しているようです。
縦のガタで、かなり丁寧に調整しましたが、ある一定の速さを超えると発生します。かといってシムを詰めるとノイジーになります。
交換は不要と判断して元の状態に戻しました。
2点3点してすみませんが作業完了です。
ありがとうございました!
コメント