17ツインパワーXD2台ご依頼頂きました。
まずは4000xgをオーバーホールします。
オーバーホール
分解していきます。
シマノDG01でグリスアップ。
スプールベアリングはオイルチューンです。ハンドルノブのベアリングもオイルチューンですが、DG01でシーリングするようにしています。
ハンドルノブのシム調整をしました。
続いてローター。
こちらもDG01ですね。
ラインローラーはDLCラインローラー2BB仕様に交換。
グリスアップします。
薄く塗る感じですね。
ベール接続部のシム調整しました。
ラインローラーも問題なく回りますね。
ボディ内部です。
カタカタと異音がありましたが、シム調整の問題だと思っていました。目視ではわかりませんが、恐らくギアのキズだと思います。
内部も状態も見た感じ問題なかったです。
洗浄しました。
汚れはそんなになかったです。
まずはウォームシャフト2BB化。
中間ギアのシム調整。0.05mmだときついので、0.01mmを2枚追加。
ボアードDELTAでグリスアップします。
ボディ内部のウォームシャフト周辺はDG06とボアードTHGを混合して粘度調整。
0.01mmのシムを追加。
組み上げます。
ノイズがあります。ザラツキがあるので、シム調整がいらないのかもしれませんが、ベアリングを再度チェック。
ピニオン上のベアリングのみ交換。その他はDG06でグリスアップします。
ピニオン下のみオイルチューンで。
0.01mmを2枚入れてテストしてみましたが、結論としてはシム調整は不要でした。
ドライブギアとピニオンギアのみにして、ウォームシャフトを抜いた状態でテストしましたが、カタというノイズが残ります。
結論としてはドライブギアのみでもある程度改善しそうですが、ドライブギア、ピニオンギアの交換が必要だと思います。
ギア交換(2021/07/11追記)
ギアが届きました。
純正のギアが欠品でした。その為、ドライブギアは20TPのものを流用します。
以下は事前にテストした写真ですが、17TPXDと18ステラのギアを並べています。
軸の形状が少し違いますね。
17TPXDはキャップのような形状でここが良く外れます。
形状はほぼ同じなので、ポン付け出来ます。
実際は20TPのギアを入れてみましたが、調整シムを0.45mm→0.35mmに変更が必要でした。
で、、、
交換してみましたが、ほとんどフィーリングが変わらないという結果になりました。原因としては低慣性のマグナムライトローターなのでファストリトリーブの際にローターが軽すぎることでわずかなガタが発生しているようです。
縦のガタで、かなり丁寧に調整しましたが、ある一定の速さを超えると発生します。かといってシムを詰めるとノイジーになります。
交換は不要と判断して元の状態に戻しました。
2点3点してすみませんが作業完了です。
ありがとうございました!
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