18ステラ 4000XGのオーバーホール、ハイパフォーマンスチューンでの依頼です。

ウェーディングでの使用で、かなり使用感がでています。
オーバーホール
ローターから着手。

ラインローラーをばらしてベアリング交換でいけるかチェックしました。

少しシュルシュルなります。

シム調整をして組みなおします。

やはり完全にノイズが取れないですね。
またカラーにスレがあります。

このパーツも交換が必要かもしれませんが、状態をベストにという依頼の為、新品のベアリングを用意させていただきます。
いったんはこのまま組みます。

ハンドル、スプールを洗浄します。

ハンドルノブは交換です。

シム調整します。

0.5mm→0.25mmへ。

続いてローターナットベアリングですが、シャーシャーというノイズの原因でした。

22ステラのブッシュとベアリングに交換します。

ノイズが消えました。
ボディ内部です。

グリスの状態は問題ないと思います。巻き感からギア摩耗しているのがわかります。目視では確認できないですね。

洗浄します。

全体の汚れです。

ベアリングは4点交換ですね。

ピニオン上部は大丈夫でした。
ここからはシム調整です。

中間ギアのシムは0.08mmです。
ウォームシャフト下は0.38mmです。

ドライブギアへグリスを添付します。

つけすぎてしまいました。
これで再度組みましたが、やはりギアは交換が必要です。

3点交換します。(中間ギア大は収まりが悪かったので、後で元のものに戻しました。)
ピニオンギア下のシム調整します。

0.55mmです。
ピニオン上部のベアリングのかさ上げにシムが0.05mm分入っていますが、これを抜き最終的には抜いています。
写真では0.52mm分ですが、0.51mmで仕上げました。

ドライブギアのシムを減らします。

0.18mmですが、0.17mmにします。0.01mm分抜くことでギア鳴りが低減しザラツキが無くなります。
BOREDグリスでグリスアップします。

僅かに巻き重り感が出てしまうんですよね。
好みの問題ではありますが、中間ギアやウォームシャフト回りをシマノ純正グリスのDG06と

アブガルシアのリールグリスで再度調整します。


あとOリングがいくつか追加されています。
ハンドル側に付けるとパッキンが立ってクリアランスを埋めてくれるようです。

リールスタンドのOリングのみでしっかり締め込めばいいと思います。

ラインローラー以外の作業が完了しました。

主にギアとローターナットベアリングが巻き感を悪化させていました。ボディのベアリングもダメージがありましたが、交換したことで巻き心地は無事改善しました。
ラインローラー交換(9/1)
ラインローラーが届きました。
ラインローラーベアリングカラー1点も交換です。

ノイズがなくスムーズに回ります。

作業完了しました。
ありがとうございました。

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