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オーバーホール依頼 19ヴァンキッシュ C2000SSS ハイパーチューン

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19ヴァンキッシュ C2000SSSのオーバーホール依頼です。

中古購入されたそうですが、チャカ付きとハンドルガタが気になるということでご依頼頂きました。

症状からハイパーチューンを施します。

オーバーホール

チャカ付きはシムがきついか、グリスが流れてベアリングがコロコロと異音が出ていると思います。

順番に作業していきます。

ラインローラーはXプロテクトされていますね。

撥水グリスが除去されているので、一体型ラインローラーも洗浄せずにDG06のグリスでそのまま組みます。

ハンドルノブやスプールの違和感はありません。

ボディ内部です。

恐らくドライブギア軸から注油したようです。

ベアリングのグリスを内部に押し流してしまっているようです。

ネジ山がつぶれています。

ネジを代替品に交換します。

洗浄しました。

グリス汚れですね。

ドライブギア左右のベアリングを交換します。

ピニオン上下のベアリングはオイルチューンで仕上げます。

前は恐らく右ハンドルのオーナーさんだと思います。右側のベアリングがダメになっていました。

ウォームシャフト下をBB化。

中間ギアのシム調整です。

ウェーブワッシャーと交換。0.1mmだときつい。

0.08mmで若干緩いので、0.09mm追加しました。

ウォームシャフト下のシム調整です。

0.32mmで決まりました。

ピニオンギア下ですが、0.38mm、だいぶ緩いですね。

0.42mm

チャカ付きが残りますので、0.43mmでしあげます。

BOREDのOMEGAとTHETAで仕上げます。

全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

ドライブギアのシム調整ですが、0.01mm追加してテストしました。

若干ザラツキと巻き重り感がでるのでそのままで行きます。

まだチャカつくんですよね。

ピニオンギア上下のベアリングを交換してテストしますが、フィーリングに大きな差が無いのでそのままで。

作業完了しました。

チャカ付きを出来るだけ取りたいんですが、ウォームシャフトのグリスを減らすとかなり高回転になりますが少しノイジーなので、ウォームシャフトのノイズを取るためにグリスを丁寧に添付しました。

巻き感の軽さを残して出来る限りノイズを取るように調整しました。

シムを追加するかどうか微妙な所ですが、小型番手なのでこれ以上は詰めない方がいいと思います。

ありがとうございました。

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