20ヴァンフォード2500SHGのオーバーホール依頼です。
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ハンドルノブ、ラインローラーをご自身でベアリング化されたそうですが、違和感があるということでご依頼頂きました。
ラインローラーの組み方
ちょっと浮いているので、組みが甘いと思います。
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アーム側ですが、きちんとはまってなくて締め込んでいますね。
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軸が広がってしまっているので、かなり組みにくくなっています。
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ちゃんと組むとこうなります。
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2BBで行くなら軸側のシムを抜いて、アーム側へシムを入れる方がいいんですが、ローターバランスがかなり崩れているので1BBの方がいいと思います。
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軸を交換します。
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1BBで組みなおしてみます。
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ラインローラーのベアリングですが、フッ素グリスを除去して、オイルチューンで仕上げました。
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防錆のBOREDオイル。
BSLRだとかなり粘度が高いので、HYDRAで粘度を下げてやります。
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オーバーホール(ベアリングチューン)
ローター、スプール、ハンドルをばらします。
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カーボンクロスワッシャーですね。
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SW用のドラググリスを使用します。
ハンドルノブのベアリングは錆でしょうか。
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ザラツキがございました。
ラインローラーから1つ取り、1つ交換しました。
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シムが無かったので、0.15mmを追加します。
ガタツキが無くなりました。
ローターナットベアリングを追加します。
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22ステラよりパーツを取り、ベアリング化。
ボディ内部です。
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ばらして。
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洗浄します。
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ウォームシャフト上下のブッシュをベアリング化します。
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グリスアップ。
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中間ギアはBSLRとHYDRAを混合して、ウォームシャフトはBOREDのTHETAです。
ドライブギアはさらっとしたPTFEグリスを添付。
組んでみて違和感がありますが、この原因は恐らくドライブギアとボディの摺動があっていない為だと思います。
ハンドルのガタツキに合わせてシムを詰めるとオシュレートがボディで干渉している箇所が出ているようです。
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0.25mmを0.22mmへ
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多少はましになりましたね。
0.20mm迄減らしてみましたが、ガタツキが気になりますね。かといって0.23mmにするとノイズが強くなるようなフィーリングです。
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完全にノイズが取り切れませんが、0.02mmのシムを追加して、ケミカルバランスをチェック。
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巻き感は悪くないんですが、もう少し何とかしたいんですけどね。ローターの振れが取れ、ラインローラーの鳴りはほとんどないと思います。
元々、こちらではラインローラーの違和感が分からなかったのですが、巻きのバランスがよくなりました。ご依頼にて3BB追加しましたが、マイナス1BBですので、実質2BB追加カスタムですね。
ありがとうございました。
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