当サイトは記事内に広告(アフィリエイト)を含む場合があります。

オーバーホール依頼 20ヴァンフォード 2500SHG フルベアリング化

オーバーホール依頼
スポンサーリンク

20ヴァンフォード2500SHGのオーバーホール依頼です。

ハンドルノブ、ラインローラーをご自身でベアリング化されたそうですが、違和感があるということでご依頼頂きました。

ラインローラーの組み方

ちょっと浮いているので、組みが甘いと思います。

アーム側ですが、きちんとはまってなくて締め込んでいますね。

軸が広がってしまっているので、かなり組みにくくなっています。

ちゃんと組むとこうなります。

2BBで行くなら軸側のシムを抜いて、アーム側へシムを入れる方がいいんですが、ローターバランスがかなり崩れているので1BBの方がいいと思います。

軸を交換します。

1BBで組みなおしてみます。

ラインローラーのベアリングですが、フッ素グリスを除去して、オイルチューンで仕上げました。

防錆のBOREDオイル。

BORED METHOD史上最高スペックなオイルとして、使い易い中粘度へ変化させたマルチパーパスとして、用途を選ばず使用可能な性能は全体の約半分を食品機械基準をクリアしたポリアルファオレフィン合成油とし、 残りの約半分は複数の特殊添加剤を高配合した最高性能のオイルとなります。

BSLRだとかなり粘度が高いので、HYDRAで粘度を下げてやります。



HYDRAはフィッシングユーザー向けで定番製品のGOLYATと、BOREDのマスターピースとも言えるBSLR両者の特性をハイブリッドした、超低粘度なメンテナンス向けマルチパーパスオイルとして主にフィッシングユーザーをターゲットとした製品となります。
 

オーバーホール(ベアリングチューン)

ローター、スプール、ハンドルをばらします。

カーボンクロスワッシャーですね。

SW用のドラググリスを使用します。

ハンドルノブのベアリングは錆でしょうか。

ザラツキがございました。

ラインローラーから1つ取り、1つ交換しました。

シムが無かったので、0.15mmを追加します。

ガタツキが無くなりました。

ローターナットベアリングを追加します。

22ステラよりパーツを取り、ベアリング化。

ボディ内部です。

ばらして。

洗浄します。

ウォームシャフト上下のブッシュをベアリング化します。

グリスアップ。

中間ギアはBSLRとHYDRAを混合して、ウォームシャフトはBOREDのTHETAです。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

ドライブギアはさらっとしたPTFEグリスを添付。

組んでみて違和感がありますが、この原因は恐らくドライブギアとボディの摺動があっていない為だと思います。

ハンドルのガタツキに合わせてシムを詰めるとオシュレートがボディで干渉している箇所が出ているようです。

0.25mmを0.22mmへ

多少はましになりましたね。

0.20mm迄減らしてみましたが、ガタツキが気になりますね。かといって0.23mmにするとノイズが強くなるようなフィーリングです。

完全にノイズが取り切れませんが、0.02mmのシムを追加して、ケミカルバランスをチェック。

巻き感は悪くないんですが、もう少し何とかしたいんですけどね。ローターの振れが取れ、ラインローラーの鳴りはほとんどないと思います。

元々、こちらではラインローラーの違和感が分からなかったのですが、巻きのバランスがよくなりました。ご依頼にて3BB追加しましたが、マイナス1BBですので、実質2BB追加カスタムですね。

ありがとうございました。

マグナムライトローターと軽量ボディにより、巻き出しの軽さと優れた操作性を実現。

コメント

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031