21カルディアLT4000CXHのオーバーホール依頼です。シーバスで使用されているそうで、巻き感が良くないということでした。
巻きが重いということですが、どちらかというとグリスが少し抜けてかすかすとしたフィーリングとゴリゴリとギアの摩耗感が出ています。
マグシールドの効果
写真ではわかりにくいですが、マグシールド自体はすでに枯れてしまってシールドができてない状態になっていました。
だからと言って内部に水やほこりが侵入する訳でもないです。
オーバーホール
では順番にばらしていきます。
ラインローラーのベアリングは一か所が少しノイズが出始めていますが、まだ大丈夫そうです。
ドラグワッシャーは少し変色しているうようなので洗浄します。
ハンドルノブは汚れが蓄積しているので、しっかりとふき取りました。
ローター周りの汚れが強いです。
砂や巻き込んだ汚れが多いですね。
ラインローラーベアリングはNEMEAでオイル仕上げです。
ハンドルノブのベアリングを1か所のみ交換し、シムを追加しました。
ボディ内部です。
グリスは残っていましたが、ギアの摩耗が強いですね。
ベアリングのグリスも浮いているので、交換すればなめらかになりそうです。
洗浄しました。
ベアリングはボディ4点交換です。
ボディ内部も汚れがかなりありました。
BOREDのDELTAとTHETAで仕上げます。
全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
マグオイルを充填します。
ベアリングの交換でベアリングノイズは改善しましたが、ギアのゴロ感のざらつきが残りますね。
ギア交換する場合はSLPへ交換依頼となります。
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