22ステラ1000SSPGのチューニング依頼です。
釣行時に落としてしまって、シャリ感が発生したということです。状態は悪くないと思い、ハイパフォーマンスチューンでご提案しました。

目次
ハンドル、ローター、スプールのチューニング
ラインローラーはフッ素グリス温存で作業します。

ローター、ハンドルを洗浄。

ここは違和感ないですね。フッ素グリスを少し足します。

スプールは純正グリスで。

ハンドルノブはベアリングを洗浄してシムを再調整します。

外シム(0.15mm)を抜いて、0.10mmと0.03mmのシムをいれます。ハンドルノブはグリッチオイルのランバイクオイルを添付。
回転率重視のプロ仕様 ●超低粘度。中でも一番水に近い柔らかさで”回転率を重視した”ハイスペックオイル。

スプール受け、内部はグリッチオイルのパッシブを使用。
潤滑と防錆の両立 ●グリッチオイル独自のベースオイルに特殊潤滑剤、防錆性をさらに強化し、潤滑性共にトップレベルで尚且つ激しい摩耗を最大限回避させ同時に防錆被膜を生成し潤滑と防錆の両立した万能オイル。
シャリ感の原因
いったんすべて組んだ後で確認したのですが、ピニオンギア上部のベアリングのノイズが原因でした。

左側のHRCBに変更、グリッチオイルパッシブで仕上げにします。
ウェーブワッシャーキャンセル
ボディ内部です。

不具合はありませんし、グリスのバランスも違和感はありません。

洗浄します。

汚れ具合です。

ピニオンギア下、ボディ側のベアリングを交換し、

Oリングを除去します。

中間ギア下にシムを追加。

0.08mm分入れました。
ウェーブワッシャーを抜いて、0.38mm分にします。

微調整して0.39mmで仕上げます。

バランスチェック。

ドライブギアのシムを追加。

0.01mmだけ追加しました。
グリスアップします。

シマノ純正グリスのDG06、アブリールグリスを使用しています。
最終くみ上げます。

作業完了しました。

この後でピニオンギア上部のベアリングを交換したので、上部の写真にはベアリングが1つ写っていません。
わずかにシュルシュルとした印象が残っていますが、シャリ感はかなり改善したと思います。
ありがとうございました。

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