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シュルシュルノイズの22ステラ 2500Sのオーバーホールとチューニング

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シュルシュルノイズの異音が出ているということで、オーバーホール、チューニング依頼をいただきました。

22ステラ2500Sです。

ローター、スプール、ハンドル周りのOH

ラインローラーはまだまだ大丈夫です。フッ素グリスもそこまで汚れを巻き込んでいないです。

ハンドルノブ、スプール、ローターも汚れはあまり目立ちません。

ラインローラーのフッ素グリスを充填します。

ドラグワッシャーは純正グリスで。

ハンドルノブ、スプールベアリングはBOREDのNEMEAで仕上げました。

ボディ内部の状態とベアリングの不具合

ボディ内部を開きます。

異音の原因はグリス抜けと、ピニオンギア下のベアリングのノイズですね。

グリスのバランスが少し崩れていてノイズが出ていて、また中間ギアの異音対策のバネのテンションでシュル感が増大するという状態です。

洗浄します。

汚れはあまり感じません。

ピニオンギア下のベアリングを高耐食ベアリングに交換します。Oリングなしになることで、実際は巻きの違和感が起きづらくなります。

バネ抜きチューンのポイント

このバネですが、ハンドルを止めた時に中間ギアが少し逆回転してコツ、という異音が出ることがあります。この22ステラで体感したことはありませんが、14ステラでは良く起きるノイズでして、その対策のバネなんですよね。

中間ギアを少しテンションをかけて抑えるので、巻きノイズを発生させてしまうということです。これをクリアランスをできるだけなくして、抵抗感も生まれないようにシムを入れます。

0.1mmのシムですが、中間ギア下に入れれば軸の長さの調整は不要なようです。上に入れて調整もできますが、こちらだと軸の長さを少し短くしてやる必要があります。

グリスアップと仕上げ

いきなり仕上がりまで行きますが、結局ウォームシャフトはBOREDのOMEGAでしっとりとしたフィーリングに。

全天候超低粘度セミシンセティックグリス。THETAよりもハーフランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号-とした超低粘度なグリスとなります。

中間ギアは純正DG06でフリクションロスをなくし。

ドライブギアはアブリールグリスで粘性を抑えてさっぱりとした仕上がりに。

長期間の潤滑と防錆に。ギアなどに塗ると長期間潤滑をする事が可能。

BOREDケミカルですが、別のメーカーのグリスが混じらないような構成にしています。

実際混ぜると良くないみたいなんですが、ウォームシャフトはこのグリスが一番使いやすくていいんです。

ただ、22ステラには、中間ギア周りは粘性が少し強くて好みが分かれるのと添付量が非常にシビアなので、純正グリスを使用しています。

なお、仕上げのポイントとして、摺動子ガイドやベアリングはNEMEAを使用し、ローラークラッチはCHIMERAを使用しています。

巻き感が向上し、シュル感は解消。抵抗感もなくスムーズな巻き心地になりました。

ありがとうございました!

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