PENN(ペン) Torque (トルク) TRQS7のオーバーホール後編です。
オーバーホール
スナップリングプライヤーが届いたので作業再開です。0.9mm軸のものを選びました。小径でも使えるタイプです。
先端規格0.9mm。先端部は、逆テーパー状でスナップリングを確実に保持。一体成型で、消耗によるがたつきや折れ、破損に高い耐久性を実現します。
ローターナットがインチサイズなので専用にメガネレンチも手配。
対辺寸法(インチ):1/2×9/16●柄部の曲がり角度が45°になっていますので、周辺の障害物を避けて作業ができます。●インチサイズのレンチです。●めがね部は12角です。
ボディネジはヘクスローブのT-15ですね。
ヘクスローブネジ(六角星型のネジ穴を持つネジ)を回すためのドライバー。
分解します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7880.jpg)
グリスが汚れていますね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7881.jpg)
ギア摩耗はそれほどでもなさそうです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7882.jpg)
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7883.jpg)
ベアリングは洗浄して状態を確認します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7884.jpg)
洗浄しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7885.jpg)
汚れです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7886.jpg)
ベアリングは4点交換でテストしました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7888.jpg)
結局ピニオン下と摺動部のベアリングの2点のみ交換しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7889.jpg)
アブのリールグリスをギアに。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7890.jpg)
BOREDのDELTAとALPHA。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7891.jpg)
摺動部をグリスアップします。
全天候高粘度セミシンセティックグリスとして、ALPHAよりもワンランク、THETAよりもツーランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は2号となり、汎用では高粘度なグリスとなります。
粘度調整でこちらALPHAを追加します。
全天候中粘度セミシンセティックグリス。全天候中粘度セミシンセティックグリスとして、DELTAよりもワンランク粘度をダウン、THETAよりもワンランク粘度をアップさせ、グリスの粘度を示すちょう度は1号となり、汎用では中粘度のグリスとなります。
作業完了しました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_7892.jpg)
グリスが少しまとわりつく感じがあり、巻き重り感が若干あります。
クリアランスが大きい為、ドライブギアに0.1mmのシムを追加しています。
ありがとうございました。
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