15カルカッタコンクエスト400のOH、ドラグサウンドチューン依頼です。
中古購入後のすぐのカスタムです。
ハンドルも社外製のものに交換します。
オーバーホール&ドラグサウンドチューン
この番手はドライブギアの加工が難しいので18カルコンからギアと音出しパーツを取ります。また社外製のドラグワッシャーとハンドルの持ち込みです。
ではばらします。
グリスが劣化していますね。
スプールベアリングはBOREDのLITGHT DUTYをメインに添付。若干粘度を落としています。
低粘度ながらも耐久性を併せ持つ性能となっています。
若干ノイズがありますが、極力交換なしで進めます。
ボディ内部です。
ギアが焼けている??んですかね。サビでしょうか。
ドラグが社外製でした。
ボディ内部もグリスが劣化してますね。
クラッチレバーが破損。接着剤が取れている状態ですね。
アクリル系の接着剤で固定します。
洗浄しました。
洗浄液の汚れです。
ハンドル軸のベアリング、ウォームシャフト1点ベアリングがざらざらですね。その他は若干雑味があったり、振れが出ていますが、錆びや目立つノイズはなく何とか使える状態だと思います。
ギア、ドラブパーツを交換します。
本来の真鍮の綺麗なギアです。
ドラグ音出しラチェットを装着します。ドラグはドライで組んでおります。
ウォームシャフト、ヲームシャフトギアはBOREDのOMEGAを添付しています。
その他は基本的にシマノDG01で仕上げております。
BOREDの高粘度グリス、SIGMAを添付します。
ローラークラッチ、クラッチヨーク回りの摺動部、ラチェット部はNEMEAを中心にオイルを薄く塗っております。
既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。
ザラザラのギア間は無くなり、ゴロゴロだったベアリングを交換したので、よくなりましたが、残りのベアリングのノイズが少し残りますね。
交換したパーツです。
ハンドルは一番分厚いシムを入れています。
無事完了しました。
ありがとうございました。