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22ステラ C2000S DLCラインローラー2BB化とハイパフォーマンスチューン

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22ステラ C2000Sのハイパフォーマンスチューン依頼です。

23ヴァンキッシュの入れ替え個体ということでご依頼です。

ヴァンキッシュから取り出したシム類の流用と、IOSのSシステム、ハンドルノブ(ZPI?)の取り付けとDLCラインローラー2BBカスタムの内容です。

ライトな使用感をご希望。

上部OH、ラインローラー2BB化、ハンドルノブ交換

スプールを分解。

そのままでよさそうですね。

ラインローラーを2BB化します。

BALBOAをベアリングに、軸やアームカムにはNEMEAを添付。

ハンドルノブはインナーを抜いて、BALBOA単体ですね。

BALBOAはBSLRオイルとHYDRAオイルを除く他のBORED METHODオイルと混合カスタム使用する事が可能です。 フィッシングリール、スケートボード、サイクルパーツなど、ミニチュアベアリング部及びメタルパーツ全般での使用をお勧めします。

シムは0.1mmに0.01mmを追加。

ハンドルノブはノイズはなくスムーズで、ラインローラーもローターバランスが崩れずに組めました。

ハイパフォーマンスチューンによるボディ内部の調整

ボディ内部の状態です。

グリスがたっぷりですね。

ばらして

洗浄しました。

まずベアリングの状態ですが、ピニオンギア下のベアリングにノイズがあります。ドライブギア左右のボディ側のベアリングも少しノイズが出ていましたが、NEMEAを添付して仕上げてみます。

ウォームシャフト下のシムは0.31mmで。

ピニオンギア下は0.38mmで。

0.01mm追加して、0.39mmです。

BOREDケミカルを添付。

ドライブギアはSIGMAと

OMEGAを混合します。

ちょっとノイズと巻き重り感が出ています。シュルシュルとしたノイズで、ケミカルをよりライトにします。

ハンドルのがたつきがあるので、シムを追加しますが、Oリングで違和感が抜けない状態なので、Oリングを除去します。

中間ギア上部のばねを抜いて、シムを追加。

0.05mm分です。

ドライブギアのシムは、0.02mm追加ですね。

中間ギアはDG06、ウォームシャフトはTHETAとNEMEA。

ドライブギアはアブガルシアのリールグリス。

ケミカルがそれぞればらばらですが、それぞれのケミカルが混じらない構成で調整しています。

仕上がりとメンテナンスについて

注油を多量にしない限り大丈夫ですね。

Sシステムの取り付け写真が漏れてしまいました。

下の穴で組み、1mmのシムを入れてます。

スムースなシマノリールのドラグ特性はそのままに、タメの効いたフッキングを可能にするドラグユニット・カスタムパーツ

一応注油の際はメインシャフトはBALBOA、ドライブギア左右にはNEMEAのオイルを少し添付するといいですね。

BORED METHOD DIVISIONオイル製品中で中粘度長寿命低摩擦オイルをコンセプトとするNEMEAオイル。 既存製品のCHIMERAオイルで想定したコンセプトを継承し、更に海水にも完全対応した防錆性と高負荷にも耐える摩耗性を強化しながらもヌル付きやベト付きを極力排除したサッパリとしたフィーリングにより、機構や摺動を伴う動きを損なわず油膜の「耐久性」を重視したオイルとなります。

違和感がなくなりました。ノイズの原因がボディ内部でのスレですが、ケミカルバランスで消失します。ただ、状態の良い個体だとこの調整なしでもノイズレスに仕上がるので、若干ノイズが出やすい個体だと思われます。

注油しすぎるとノイズが大きくなると思いますので、その点ご注意ください。

ありがとうございました。

コメント

  1. pelikan400nn より:

    はじめまして
    以前から拝読させて自己調整の参考にさせていただいております
    ノウハウに関わることかもしれないので回答が難しい場合はコメントをスルーしていただいて結構なのですが質問させてください。

    22ステラにおいてのピニオンギア下のシム調整ですが、ベアリング押エ板(ピニオンギアをボディに固定するプレート)で固定したとき、ピニオンギアの回転が重くならない程度まで攻めたほうがいいのか、それともピニオンギアを上下に動かしたときに多少動く程度のクリアランスを確保したほうがいいのか、どちらでしょうか?

    22ステラの記事を拝読する限り、0.4mm前後で調整されているのでぎりぎりまでクリアランスを詰めている印象がありますが、その場合、ジャラジャラとしたノイズが発生する傾向が自己調整ではありました。

    • ともにぃ より:

      クリアランスはない状態が正ですが、個体差があり、仕上がりが安定しません。
      その場合はサイレントドライブのままの方がフィーリングが良いケースがあります。
      またラジアル方向へのがたつきがある場合は調整自体が難しいですね。

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