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チューニング依頼 19ヴァンキッシュ C2000SSS ハイパーチューン

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某有名チューナーでチューニングを行ったそうですが、リトリーブ時にゴリ感が発生したそうです。

原因の特定と改善を行います。

ローターナットベアリング

まずローターナットベアリングですが、ブッシュ+ベアリングの構成になっています。

左側がチューナーのオリジナルでしょうか。内径が4.11mm程度で右側が22ステラのブッシュです。4.05mm程度です。

純正のブッシュだと4.02mm前後ですね。

クリアランスが大きいことでメインシャフトの遊びが大きいですね。感度と精度面だと18ステラ純正が最もいいです。

22ステラは精度が若干甘いですが、遊びあることで嫌なノイズを逃しているとも言えます。

ボディ、パーツ精度が高い個体は、18ステラ純正のローターナットベアリングが一番いいです。

組みつけは純正のものでいったんテストします。

ボディ内部

ケミカルバランスは問題ないですね。

良く回りますし、もたつきもないです。

ウォームシャフトのグリス?高粘度オイル?も適度に添付されています。

ばらします。

まず、シムは純正のままのようです。

ピニオンギア下のベアリングがシャーと異音がでていますね。

またドライブギアのシムがきついようです。

なお、ウォームシャフトピンとカラーのシムのバランスは問題ないですね。

ドライブギアのシムを調整、ピニオン下のベアリングを純正で同梱いただいたものに戻します。現状はチューナーさんのベアリングです。

シム調整

ピニオンギア回り、中間ギア周りのバランスが悪いようですね。

中間ギアは0.20mm。

ウォームシャフト下は0.30mm。

ピニオンギア下は0.40mmで組みます。

ピニオン上部は0.02mm分のシムを入れてツラをあわせます。

ドライブギアは0.05mmを0.03mmのシムに交換します。

チューニング

IOS製のケミカルを使用します。

ドライブギアはIOSギアグリス。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

中間ギアは02PRO、

IOS-02PRO は中高粘度(オイルの中ではかなり粘度の高い方です)。IOSオイル最高レベルの極圧性と防水力を誇り、豪雨の中の釣りや炎天下のトーナメント競技や雷魚釣りなど、特に耐久性を求められるヘビーユースの釣りに最適です。

ウォームシャフトはスミスリールグリス。

ベアリングは01PROですね。

ドライブギアのシムを0.01mm分追加して再度テストします。

ローターナットベアリングを取り付けます。

異音は消えましたが、少しスレ感とザラツキが残りますね。

ドライブギアのシムは0.20mm→0.18mmで最終仕上げました。若干遊びがあるように感じますが、最もノイズが低減し、遊びもギリギリのポイントになってくると思います。ザラツキが許容できる場合はシムを入れればもう少しかっちりとしたフィーリングには出来ます。

また、ピニオンギア上下とも0.01mm分減らしております。上部0.01mmのシムを1枚のみ。下部が0.37mm分となります。

ローターナットベアリングは、純正ではなく22ステラのもので組みました。現状だと少しぼかした方が良いと判断しています。

ありがとうございました。

かつてない「軽さ」「強さ」「飛び」を極めて。揺るぎなきクイックレスポンスシリーズの頂点。
 

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