20ヴァンフォード4000のPG化のご依頼です。
フルベアリング化も併せて行います。
PG化のためのパーツ
用意したギアは20TP4000PGのギアです。
ウォームシャフト上下のベアリング2点、スプール受けのベアリング、カラーを用意しました。
ただ後で説明しますが、これだと組めても交換しないほうがいいと思います。
ギア交換
ボディ内部です。
新品の20ヴァンフォードです。
ばらして洗浄。
ギアを交換です。
まずはウォームシャフト上下のベアリング追加、がたつきの調整を行います。
0.20mmのシムを追加します。
ベアリングにはNEMEAを添付します。
ギアの形状を見るとわかりますが。
ベアリング抑え板があると引っ掛かってしまうので外します。
いったんグリスアップして組みます。
ドライブギアはBOREDのDELTAです。
その他、OMEGAで調整しています。
やはりがたつきがありますね。
0.05mmのシムが入っていますが、0.10mmへ変更します。
まだガタツキがありますね。
0.05mm+内シム0.10mmで組みます。
ちょうどいいくらいですが、この状態だと少しざらつきが出てきそうです。ギア消耗が早くなるかもしれません。
0.10mmと0.03mmの内シムでテスト。
少し緩めですが、これくらいがいいと思います。
もう少し入れるにしても0.01mmですね。
なお、ローターナットベアリング化の手配を忘れておりました。
見立てが甘くて申し訳ございません。
このパーツも確認しておくべきでした。メインシャフトベアリングガイドと呼ばれるパーツですが、右側がヴァンフォードのもので、左側がTPのもの。
ベアリングのみ交換だとそのまま組めるんですが。
こんな感じです。
カラー+ベアリングだとTP(ステラ、ヴァンキッシュも同じです。)のものでないと少しぐらつきます。
いったんは上位パーツで仕上げています。
巻き心地はそこまで変わりませんが、明らかに巻きが軽くなりました。
いくつか確認点がございますので、ご確認いただけると幸いです。
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