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オーバーホール依頼 16ヴァンキッシュ 1000PGS グリッチオイルチューン(+IOSギアグリス)

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16ヴァンキッシュ1000PGSのオーバーホール依頼です。

1年前に同番手のヴァンキッシュのご依頼をいただきました。

今回も同じ内容でということでしたので、基本的には同様のチューニングで仕上げます。

グリッチオイルチューン

主要ケミカルはグリッチオイルで仕上げます。前回はギアグリスの添付量をできる限り減らしましたが、今回も同様にギア周りの抵抗をとるためにIOSのグリスを使用します。

メインシャフトにラインが巻き付いています。

洗浄します。

ハンドルノブのシム調整。

0.20mm→0.15mmへ

ハンドルノブ、スプールベアリングにタンブルウィードを使用しました。

強力な防錆性を持つ高性能フィッシング専用オイル。 ●ベアリングの回転性能を最大に引き上げる独自の高性能オイルをベースに海水にも耐え、防錆力に優れたフィッシング用に開発されたハイスペックオイル。

ラインローラーはパッシブです。

潤滑と防錆の両立 ●グリッチオイル独自のベースオイルに特殊潤滑剤、防錆性をさらに強化し、潤滑性共にトップレベルで尚且つ激しい摩耗を最大限回避させ同時に防錆被膜を生成し潤滑と防錆の両立した万能オイル。

ボディ内部。

ピニオンギアが焼けたように黒く変色しています。

グリスはオイルで流れて保持できていない状態になっていました。

洗浄します。

汚れ自体はそれほどでもないです。

いわゆるさびている状態ですね。

写真を撮り忘れてしまいましたが、ピニオンギア下部を研磨しました。

ボディ内部のベアリングはタンブルウィード、ピニオンギア上部のみパッシブ。

ドライブギアはIOSギアグリスですね。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

中間ギアにスミスのリールグリス。

ウォームシャフトはBOREDのTHETAを添付します。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

組みます。

ローラークラッチ、メインシャフトはパッシブ&ランバイクオイルでさっぱりと仕上げました。

回転率重視のプロ仕様 ●超低粘度。中でも一番水に近い柔らかさで”回転率を重視した”ハイスペックオイル。

作業完了しました。

ギアの焼けたところの影響かもしれませんが、若干のざらつきがございます。

PGに多いフィーリングなので、ギア交換してもさほど変わらないかもしれませんが、チャカ付きを解消し、グリス過多によるもたつき感が出ないように調整しています。

ギア交換(再調整)

ギアの交換を改めていただきました。

ドライブギアはあまり変わらないですが、若干消耗があります。

ピニオンギアは一目瞭然ですね。

IOSギアグリスを添付。

組みますが、わずかにきついフィーリングです。まあ許容範囲ではあるんですが、ギアの負荷を考えるとわずかにきついのかもしれません。

シム調整します。

0.35mm+0.05mmで調整されていましたが、0.05mmを0.03mmへ変更してテストです。

緩すぎますね。

シムを0.01mm追加してテストです。

ケミカルバランスが崩れるとざらつきが出てしまいます。再度ケミカルを調整して仕上げました。ケミカル調整が非常にシビアな16ヴァンキッシュですが、ドライブギアのシムをわずかに緩めに組んで、ハンドルの巻き感が重くならないようにしています。

極力抵抗感が出ないようにいたしました。

ありがとうございました。

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