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オーバーホール依頼 16ヴァンキッシュ 1000PGS

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17ツインパワーXDから引き続き2台目、16ヴァンキッシュ1000PGSのオーバーホールです。

ご自身でOHされたそうですが、ノイズが取り切れないということです。

オーバーホール

とりあえず順番にばらしていきます。

スプール、ローター以上なしですね。

ボディ内部です。

グリスが多いのですが、粘性がそこまで高くないので巻きの重さはあまり感じません。

洗浄します。

それほど汚れていないですね。洗浄液はグリスの色だと思います。

ピニオンギア上下のベアリングを交換します。

なお、ドライブギアですが、歯の幅が狭いんですよね。

16ヴァンキッシュのPGは15TPと同じギアで、他の小型番手のギアは14ステラとほぼ同一の構造の為、若干巻き感が異なってきます。

シマノ純正のグリスと粘性が高いグリスでテスト。

ノイズが取れないですね。

ギアのノイズが残ってしまうんですね。

グリスを足すと抵抗が生まれて、それがノイズとして残ってしまうんです。

BOREDグリスを添付してテスト。

THETAで仕上げます。

ALPHAよりもワンランク、DELTAよりもツーランク粘度をダウンさせ、グリスの粘度を示すちょう度は0号となり、汎用では低粘度なグリスとなります。

若干チャカつくので、シムを追加してみます。

入れてみて、逆だと分かりました。

シムが多いんですね。巻き重り感とノイズの原因はケミカルバランスとシム過多です。過多と言っても0.01mm抜くだけ。

IOSギアグリスでテストします。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

添付箇所が極力少なく、ギア以外の箇所への付着しづらく影響が少ないのでちょうどよさそうです。

中間ギアはスミスリールグリスを添付します。

0.03mmのシムを抜き、外シムを0.02mm分追加します。

クリアランスが大きく開きすぎるので、内シム0.02mmへ変更します。

こちらの方がベアリングで押さえない分、若干クリアランスを埋めてくれるような感じです。

グリスの添付量を注意して組みます。

ギアノイズはだいぶましになりました。

ギアの不具合はなさそうですが、どうしてもPG特有のノイズが出てしまう個体だと思います。

ハンドルのチャカ付きがありますが、クリアランス調整としてはこれ以上詰めるとザラツキが顕著になります。

少しケミカルの量を減らして、抵抗感を限りなくなくして調整しました。

ありがとうございました。

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