17ツイパワーXD C3000XGのオーバーホール依頼です。
OH依頼頂きました。途中までご自身OHされたそうですが、時間が取れないということでご依頼頂きました。
オーバーホール
スプール洗浄します。
ドラググリスを添付します。
ボディ内部です。
全バラです。
すべてのパーツを分解してから組みます。
ボディ内部の汚れ。
ベアリングは4点交換します。
18ステラのドライブギアと17TPXDのピニオンギア、中間ギアと交換します。
軸受けの段差がありクリアランスが異なります。
BOREDでグリスアップします。
ドライブギアはALPHAです。
4000番は入れることが出来たんですが、この番手は入らないですね。
固体差があるのかもしれませんが、シム0枚でも抵抗感があるので、ボディに干渉しているようです。
現状のギアで組みましたが、少しノイズがあります。
新品と交換してみます。
このシム、おそらくピニオン上部のシムですね。
シムを抜いてテスト。若干緩いので0.01mm追加します。
組みます。
ダメですね。ノイズが取れません。
中間ギアのシムを減らします。
0.15mm→0.1mm→0.05mmと調整してみました。
ピニオンギア上部のシムを追加します。
元々0.05mm入っていたんだと思いますが、0.06mmに変更します。
やはりノイズが取れないですね。
中間ギア、ウォームシャフトを交換してみます。
ウォームシャフトは16ヴァンキッシュ、中間ギア、ウォームシャフトギアは14ステラのものを流用してみます。
多少フィーリングが変わりますが、ノイズの原因とは関係ないと思われます。また摺動子ガイドを研磨してみましたが、こちらもほとんど影響がなさそうです。
ローターノイズが出るので、ローターのかさ上げとスプール座金の追加を行います。
ノイズが取れないですね。
グリスを変更してみます。
シムを0.01mm分抜いてテストします。
フィーリングは良くなりますがガタツキが出ます。リールを傾けた際にローターが干渉しています。元に戻します。
ウォームシャフトピンのシム調整を行います。
0.1mm→0.05mm→0.08mmへ。
0.05mmだとシュルシュルしたフィーリングがでてしまうので、0.08mmにした所、ノイズがだいぶ消えました。
巻き心地も良くなったと思います。
ハンドルを下にしたときにウォームシャフトピンのカチカチの鳴りが出ますが、どの状態を許容するかどうかということになってきますね。
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