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カスタムレポート 05ツインパワー 1000PGS オーバーホール

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05ツインパワーをお預かりしました。

1000PGSです。

14年位使用されているとのことで、初めて触ったときの印象は、状態も良く14年前のものだとは、全く感じないモノでした。

順番にばらしていきます。

ローターの付近にグリス固着あり。

この汚れ自体は簡単に取れました。

なお、ローター内部に汚れはありました。

ばらして洗浄します。

ラインローラーのパーツも問題なしでした。ベアリングはオイルチューンで仕上げています。

グリスアップ。

シムを追加。

アームカム側が0.05mm、ベール側が0.1mmです。

ローターは完了です。

続いてローラークラッチ付近。

ローラークラッチインナーが汚れています。

磨きます。

不具合ヶ所です。

フリクションリングが伸び切っていました。

これは要交換となりました。

2年ほど前にシマノオーバーホールで交換されず返って来たそうです。古いリールだとフリクションリングが溶けてしまうケースがよくありますね。

ローラークラッチ洗浄します。

玉にも汚れが。

玉は磨いて、ローラークラッチのパーツを洗浄して注油し、組み上げます。

続いてボディ。

1本だけ長さが異なります。

ストッパーカム(逆回転レバー)の下の所が長いですね。

中はグリスが変色していました。

ボディにはグリスがたっぷり。

ピニオンギアや、

ドライブギアは問題ないです。

不具合ヶ所です。

ボディガードのパーツに折れがありました。

接着剤で固定しました。

他が不具合ないだけに、なぜここだけ折れるのか?

全バラシて洗浄。

綺麗になりました。

ベアリングも問題なく動きますね。

ピニオンギアを研磨。

ウォームシャフトはシマノグリスで、プラ製のギア周りはナノトリートメントオイルで。

ドライブギアはIOSギアグリス。

粘度高めです!優れた潤滑性、クラス最高水準の対荷重性、ソルトでも安心して使える優れた防水性能、100%化学合成ならではの極寒から真夏の炎天下、そして風雨にさらされ続けるリールの心臓部とも言えるメインギアを守る、ハイスペック・ギアグリスです。

組みます。

左側がボディの汚れで、右側がベアリングの汚れです。

続いてハンドル。

ノブが固定式ですが、パーツクリーナーで内部のオイルを除去し、オイルアップしておきます。

最後にドラグノブとスプール2点です。

ドラグノブもばらします。

目だった汚れは無いですね。

スプールもキズも無いです。

スペアスプールも洗浄。

完了です。

後はフリクションリングと取り付けて完了です。

パーツが届き次第作業致します。

20200715追記

パーツが届きました。

フリクションリングを交換して完了です。

ドライブギアのクリアランスは、0.01mmのシムから0.025mmのものに変更しました。

元々ほとんどガタつきもない為、体感としてはわからないレベルかもしれません。

ありがとうございました!

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